IDCの「Worldwide Quarterly PC Tracker」によると、景気低迷やハードディスクの供給不足にもかかわらず、2012年第1四半期のPC出荷台数は前年同期比2.3%増を記録したという。
自慢できるような数字ではないが、この結果は、IDCが2月に発表した約1%減という予測を上回っている。
IDCは、景気低迷やモバイル機器との競争、さらに開発中の「Windows 8」の影響が不透明なことから、第1四半期のPC出荷が減少すると予測していた。
世界の上位ベンダー5社のうち、Hewlett-Packard(HP)は出荷台数が前年同期比3.2%増で首位の座を守った。
後を追うLenovo(レノボ)は2位ながらも約44%増加し、上位5社の中で増加率が最大だった。同社は米国および欧州で拡大を続けたが、アジア太平洋地域でも勢いを増した。DellとAcerはともに出荷台数が落ち込んだが、5位のASUSは米国以外で着実に成長し、22%増だった。
米国市場では結果がやや異なり、HPが引き続き首位を守ったものの、Dellが2位で、Apple、東芝、Acerが後に続く。これら上位5社のうち出荷台数が増加したのは、HPとAppleのみとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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