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新興企業を成功させるために--共同創設者を正しく選ぶための5つのルール

Ben Parr (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年05月02日 07時30分
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 新興企業が存続する上で最も重要な決断となるのは、その会社を誰と始めるかである。優れた創設メンバーが集まれば、すぐに市場に合った製品を作り出せる。だが、バランスを欠くチームであれば、誰も欲しがらないような製品を作るために2年間取り組み続けることになる。

適切な創設チームなら、どんなことでも成し遂げられる。
適切な創設チームなら、どんなことでも成し遂げられる。
提供:Lego

 Y CombinatorのパートナーであるPaul Graham氏は2005年に、「重要なのはアイデアではなく、それを考えつく人々だ。優れた人々は悪いアイデアを修正できるが、良いアイデアが不出来な人々を救うことはできない」と述べている

 チームが互いを理解し合っていない、あるいは尊敬し合っていないために新興企業が失敗に終わる様子を筆者は数多く見てきた。マネーロンダリングからサボタージュまで、あらゆる話を聞いたことがある。会社を立ち上げることは、最もストレスの多いことの1つだ。あなたのチームはそのプレッシャーに耐えられるのか、確認した方が良い。

 では、どのようにして適切な共同創設者を見つければよいのだろうか。素晴らしい創設チームを生み出す要因は何なのだろうか。最悪の事態を避けるにはどうすればよいか。

 ここでは、筆者が考える、新興企業を成功させるために共同創設者に関して守るべき5つのルールを紹介する。

  1. 起業する前に共同創設者をよく理解する。これは、起業で大失敗することを避けるための最善の方法だ。互いによく知る友人や同僚が集まって設立した新興企業は、それだけで成功の可能性が上がる。互いに対する信頼と尊敬を築いていれば、好ましくない驚きの場面に遭遇することは大幅に減るだろう。
  2. 補完し合うチームという船は浮揚し、バランスの取れていないチームは転覆する。これは分かりきったことに思える。だが、筆者が技術的な能力を持つ共同創設者のいない新興企業にどれほど多く出会ってきたかを知れば驚くだろう。補完的なスキルがそろっていれば、仕事量を分担するのが簡単になるが、バランスの悪いチームは、大体において極めて重要なスキルを欠いている。船が沈む前に、チームが抱える大きな欠落部分をすべて埋めることだ。
  3. 同じ基本理念を共有する。共同創設者に全く違った個性とスキルがあるのは良いことだが、それでも彼らの価値観はあなた持つそれと同じでなければならない。ビジョンや方向性、求人活動、雇用など、会社の中心的な要素について同じ考えを持っている必要がある。基本理念をめぐる意見の相違は、憤りを生むだけだ。
  4. 信頼していても文書に残す。共同創設者をどれだけ信頼していても、合意事項は文書に残しておこう。筆者は、少なくとも12社以上の新興企業の創設者たちが互いに非難し合うのを見てきた。共通の理解を持たず、かつ訴訟を防げたはずの事務処理をしなかったことが原因だ。弁護士も事務処理も好きではないかもしれないが、どちらも必要だ。
  5. まず何かを一緒に作ってみる。誰かとうまく協力し合えるかどうかを知る方法は1つしかない。それは実際に協力して作業してみることだ。何か複雑ではないもの、例えばゲームやアプリなどを一緒に作ってみよう。そうすれば、チームとしてうまく協力し合えるかどうかがすぐに分かるだろう。ハッカソンは、チームの団結を試す素晴らしい方法だ。

 筆者の「The Peep Project」の共同創設者がHilary Karls氏であるのには理由がある。われわれは起業するよりもずっと前からの知り合いで、会社を成功させるのに不可欠な、信頼と尊敬を築く時間があった。

 共同創設者がいなければ、良くないアイデアに影響されやすくなる。思いとどまるように説得してくれる人がいないからだ。共同創設者の選択を誤ると、疲労骨折が生じて、立ち上げた企業はやがて分裂してしまうだろう。しかし、適切な共同創設者がいれば、新しい企業の運命は変わり、前に進むことができる。

 いつか起業したいと思っているなら、実際に必要になる前に、今すぐ共同創設者を探し始めよう。興味深い人々に会い、意気投合できる人を探そう。あなたはいつか、このアドバイスに感謝するはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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