KLabの子会社であるKLab Globalは4月16日、米国に子会社「KLab America」を設立すると発表した。資本金は50万ドル、株式はすべてKLab Globalが保有する。代表者はKlab代表取締役社長の真田哲弥氏。最高財務責任者(CFO)には太田信彦氏が就任する。
KLab Americaは、グローバル市場に通用する世界感やテーマに基づくソーシャルゲームを企画するため、日米双方のソーシャルゲーム市場を熟知した幹部の下に米国人を登用し、日本製のゲームロジックと米国製の世界感の融合を目指すという。
KLab Americaが企画したゲームをフィリピンにある子会社Cyscopionsが開発、KLab Globalがパブリッシングする。パブリッシングされたゲームのマーケティングをKLab Americaが担当、運用やカスタマーサポートはCyscopionsが、その後の財務会計処理はKLab Globalが担当するなど、地域的な優位性を生かした国際分業体制を取るとしている。
さらにKLabは同日、ソーシャルゲームの企画、開発、運用を手がけるPikkleの株式を取得し、完全子会社化することも発表した。Pikkleの代表取締役で、欧米ゲーム業界の経験が豊富というDavid Collier氏をKLab Americaの最高技術責任者(CTO)に迎えることでグローバル戦略の実現を加速させるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」