シャープは4月17日、カセットタイプのHDD「SHDD」スロットを内蔵した、Blu-ray Discレコーダー「AQUOSブルーレイ BD-T2100/T1100/T510」(T2100/1100/T510)を発表した。5月30日に発売する。
T2100/T1100/T510は、地上、BS、110度CSデジタルチューナを3基搭載したトリプルチューナモデル。外付けのスカパー!HDチューナと連動させることで、最大4番組の同時録画を実現する。
新製品では従来のUSB HDDによるHDD増設に加え、独自の「スロットインハードディスク(SHDD)」スロットを新搭載。別売オプションのカセットタイプHDD「VR-SHD50」(500Gバイト、店頭想定価格:1万2000円前後)と組み合わせることで、手軽にHDDが増設可能だ。シャープではUSB HDDに比べ、別電源がいらず、スペースもとらない、内蔵HDDのような使い勝手を実現できるとしている。
カセットタイプのHDDは、日立コンシューマエレクトロニクスのテレビ「Wooo」などに採用されているiVDRが先行しているが、SHDDはシャープの独自規格でiVDRとの互換性はない。各SHDDはBlu-ray Discレコーダーへの登録が必要になるため、非登録機器に挿入しても録画や再生はできない。
T2100は2テラバイト(店頭想定価格:18万円前後)、T1100は1テラバイト(同:11万5000円前後)、T510は500Gバイト(同:9万円前後)のHDDを内蔵。USB HDDとSHDDは同時使用はできず、メニュー画面からどちらを使用するか選択する必要がある。
全機種で、視聴中に見逃したシーンまで戻って見直せる「ちょっと戻っテレビ」機能を搭載。ニュースやスポーツなど好みの番組ジャンルを自動更新録画する「最新上書き録画」機能も備える。最新上書き録画では、録画した番組を好みの設定でグループに自動分類し、保存できる「お好みグルーピング」機能を追加した。
Blu-ray Discドライブは、BDXLに対応するほか、3D再生も可能だ。高速BDドライブメカの採用により、従来機種に比べダビング時間を約20%短縮したほか、0.5秒でトレイが開く高速トレイオープンスタートも採用する。
本体にはWi-Fiを内蔵し、録画番組や放送中の番組を別室の「AQUOS」やスマートフォンにワイヤレス送信することが可能。録画番組を携帯電話やスマートフォンに持ち出せる「高画質番組持ち歩き」機能は、予約録画した番組をUSB経由で自動転送できる「自動転送予約」機能へと進化した。
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