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IT業界ではこんな人材が引く手あまた--売り手市場の10職種 - (page 2)

Justin James (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2012年04月17日 07時30分
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#4:ヘルプデスク要員

 ヘルプデスク要員を採用する際の基本的な問題は、その報酬がたいていの場合、本当に採用したい人材には受け入れ難いほど低いというものである。ヘルプデスクという仕事に必要となる高いスキルを有し、ヘルプデスク要員が直面する課題(「電話に応答するまでの平均時間」や問い合わせの解決率といった、本人の努力だけではどうしようもない評価指標からくる高いストレス、そして電話で怒りをぶつけてくる顧客への対応など)をそつなくこなせるという高いハードルがある割には、ヘルプデスクの仕事を完璧にこなせる人材は数多くいる。だが、ヘルプデスク要員として支払われる給与の額で実際に働こうと思う人が何人いるだろうか?

 ヘルプデスクはほとんどの企業において必要悪と捉えられており、コスト削減が叫ばれる際には真っ先に白羽の矢が立つ。確かにある意味において、こういった経営上の判断は適切だと言える。多くの企業が金銭的に逼迫した状況にあるなか、サポートのコストは企業の命運を左右しかねないのである。このため企業にとって、ヘルプデスク要員の給与をできる限り抑えようとするのは当然というわけだ。とは言うものの、優れた人材を求めているマネージャーにしてみれば、こういった緊縮財政の下での採用は、磨けば光る人材を見つけるか、厳しい就職状況にあえいでいる人物を見つけでもしない限り、ほとんど不可能だということになる。

#5:専門的なスキルが必要とされるプログラマー

 デバイスドライバとオペレーティングシステム、モバイル向けアプリ--これらの開発に共通点を見出せるだろうか?こういったソフトウェアの開発方法を知っており、品質の高い成果物を生み出せるという開発者は極めて稀である--つまり、比較的少数の開発者に対して高い需要があるわけだ。こういった職種のなかには、あまりにも専門性が高いため、開発者の数が極端に少ないものもある。一方、(モバイル向けアプリのように)数多くの開発者がいる分野もあるものの、その需要は非常に高く、企業によっては何カ月間も採用活動を続けざるを得ない場合もある。

#6:プリセールスエンジニア

 プリセールスエンジニアもまた、技術的な知識だけでなく、多様な能力が要求される職種である。また、出張が多いことも採用の難しさに拍車をかけている。簡単に言うと、契約にこぎつけるための最終段階では、目の前で実際にデモを行ってみせるほど効果的なアピール手段はないということだ。それに加えて、プリセールスエンジニアという職種は純粋な顧客サービス職と言ってもよく、しばしば顧客と直接会って仕事を進める必要があるため、多くのIT技術者、特に他の仕事を選べる状況に置かれているIT技術者にとっては、尻込みしたくなる職種となっているはずだ。プリセールスエンジニアとは、営業職としての心意気を持ちながら、ITプロフェッショナルのマインドで仕事をする職種である。このため、適切な人材がなかなか見つからないというわけだ。

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