Intelは、将来の「Windows 8」搭載タブレットが持つ機能について、さらに具体的な情報を北京で開催のカンファレンスで提供している。その目標は称賛に値するものだが、果たして2012年に実現されるだろうか。
同タブレットに搭載されるチップは、「Atom Z2760」(Clover Trail)となる。同チップは「バーストモード」(必要に応じて高速バーストでパフォーマンスを実行する)およびハイパースレッディングに対応したデュアルコアチップである。ハイパースレッディングは、場合によって、デュアルコアチップをクアッドコアに似た方式で動作できるようにする機能である。
タブレットの基本設計は2種類:Intelが提示した情報によると、タブレットの基本サイズは、10インチの純粋なタブレットと物理キーボードを搭載した11インチのハイブリッドデザインの2種類に落ち着くようだ。
バッテリ持続時間:9時間以上。これはもちろん書類上の数字であり、実際にどうなるのかは最終的な製品を見れば分かるだろう。
3G/4G:当然のことだが、タブレットには必須の機能だ。IntelはInfineonという小規模なチップメーカーからワイヤレス事業を買収した。したがって、Intelは、必要に応じて同社独自のチップを供給することができる。
重量/厚さ:1.5ポンド(約680g)未満。これは驚くほどではない。ちなみに第3世代の「iPad」は、1.44ポンド(約652g)である。また、Intelが提示した情報では、同社タブレットの厚さは9mm未満だ。比較のために挙げると、第3世代のiPadは9.4mmである。
その他:近距離無線通信(NFC)とWi-Fi Directに対応。
上記の仕様はいずれも、Windows 8が2012年後半に発売されることを前提としている。これらはあくまで計画ということのようだ。
Intelは、同社に依存する顧客企業や提携企業にものごとを実現させることに非常に長けている。2012年秋はタブレットにとって興味深い季節になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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