「Amazon Web Services」(AWS)を利用する開発者は、自身のアプリケーションに検索機能を実装するのに新たな方法を活用できるようになった。
米国時間4月12日にベータ版が公開された「Amazon CloudSearch」は、本格的な検索サービスをクラウドで提供するもので、開発者は同サービスを自身のアプリケーションに組み込める。Amazonによると、開発者が「AWS Management Console」を使用して検索ドメインを作成し、検索可能にしたいデータをアップロードすると、CloudSearchがコンテンツをインデックス化するという。
他のクラウドベースのサービスと同様にCloudSearchもスケーラブルで、データ量の増加に応じて拡張できる。開発者は、データをアップロードし直すことなくキー設定やパラメータを調整することも可能だ。
Amazonの説明を見ると、CloudSearchを比較的高速かつシンプルで、それほど高価でないサービスとしてアピールしているのは明らかだ。
同社はまた、開発者が独自にインデックス化やクエリ処理をしたり、検索環境の構築に関するその他の面倒な作業をしたりする必要がないことも強調している。開発者は、既存のコードを一切書き直すことなく、さらに多くの機能を追加することもできる。
インデックスは常時アップデートされるため、データベースを再度インデックス化しなくても新しいデータや修正されたデータが自動で検索可能になる。インデックス自体はメモリに格納されているため、高速検索が可能だ。
多くのクラウドベースのサービスと同様、料金はトラフィックやデータの量、月間利用量によって異なる。Amazonは専用のウェブページで価格体系を詳細に説明しているが、一般的な事例として月額利用料を87ドル弱と見積もっている。
興味のある開発者は、5月10日に予定されているオンラインウェビナーに参加登録すれば詳細を確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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