インターネット小売大手のAmazon.comは米国時間4月10日、「Amazon Appstore」の新サービスを通じて、アプリ開発者がアプリ内課金を組み込めるようにすると発表した。Amazonはそれぞれの決済から発生する売り上げのうち30%を得る計画で、これはAppleの「App Store」の売上手数料と同じ割合だ。
Amazonのアプリ内課金プラットフォーム「In-App Purchasing」は、同社の顧客がウェブ上や「Kindle Fire」ですでに設定しているアカウントを利用する。さらに、アプリ内決済は、同社のオンライン顧客にはおなじみの「1-Click」購入に対応する、とAmazonは述べている。
AmazonのAppstoreを率いるAaron Rubenson氏は、4月10日のプレスリリースの中で次のように述べている。「In-App Purchasingは、組み込みが簡単で、Amazonの1-Click決済システムに慣れた大勢の当社顧客へのアクセスを開発者にもたらす。Amazon Appstoreの顧客の多くは、Amazonで買い物をした経験があり、Amazonの簡単な決済手続きを信頼している。これは、開発者のアプリ内コンテンツのコンバージョン向上と購入件数の増加につながる」
Amazonのアプリ内課金は、同社が実施していたパイロットプログラムをBloombergが見つけ、4月3日に初めて報じた。Amazonはこの時、アプリ内課金のリリースを正式には認めなかった。
現在、Amazonのアプリ内課金はすべての開発者に公開されている。Amazon Appstoreは、「Kindle Fire」をはじめとする各種「Android」搭載携帯機器で利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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