米国の公共ラジオ局の中国特派員であるRob Schmitz氏は最近、iPadが実際に製造されている現場を目の当たりにする機会を得た。同氏は、Apple製品も製造している中国の工場における労働環境についてのMike Daisey氏の告発に、ねつ造された部分があることを暴いた人物である。
Daisey氏が中国にあるFoxconnの工場における危険な労働環境について虚偽の告発を行って以来、同工場を訪れる欧米人ジャーナリストは、Marketplaceの上海支局長を務めるSchmitz氏が2人目である。
Schmitz氏は同工場での経験について、公共ラジオ局向けにレポートを提出するだけではなく、自身のブログでもその内容を伝えている。同氏は撮影クルーとともに、AppleのiPadが製造されている中国深センの龍華工場を訪れた。
Schmitz氏による工場内のツアービデオでは、iPadのマザーボードの組み立て工程から、タッチスクリーンの組み付け工程に至るまでに加え、各ユニットのジャイロスコープを検査する様子も紹介されている。
またこのビデオでは、職を得ようとする人々が同工場の外で行列を作っているところも撮影されている。なお、新たに働き始める人の日給は14ドルであるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス