Twitterは、「MySQL」に施した多くの修正の一部をオープンソース化した。MySQLは、ユーザーによって生成されるデータの大半を保存するためにTwitterが使用しているデータベーステクノロジだ。
Twitterの開発者であるJeremy Cole氏とDavi Arnaut氏はTwitterのエンジニアリングブログの中で、「MySQLは、関心のグラフやタイムライン、ユーザーデータ、ツイート自体といったほとんどのTwitterデータを裏で支える永続ストレージテクノロジだ。われわれは知識共有の価値を信じており、オープンソースソフトウェアは革新を促進すると考えているので、『BSD New』ライセンスの下、MySQLに関するわれわれの成果を『GitHub』でオープンソース化することに決めた」と述べた。
Twitterのチームが公開したコードは、より多くのステータス変数の追加や、大規模なNUMAシステムでのメモリ割り当ての最適化、サーバサイドのステートメントタイムアウトサポートの改善、「InnoDB」バッファプールのエクスポートおよび復元、SSDマシン向けのMySQLの最適化に関するものだ。
両開発者は、「われわれはMySQLコミュニティーの向上を目指して、上流のMySQLベンダーやそのほかの下流のMySQLベンダーと自分たちの成果を共有することを楽しみにしている」と述べた。
Twitterは今週カリフォルニア州サンタクララで開催されるPercona Live MySQL Conference and Expoで、米国時間4月12日にMySQLの使用に関するさらなる詳細を明らかにする予定だ。同社はMySQLの上に構築される共有およびレプリケーションフレームワークの「Gizzard」について話す予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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