シリコンバレーで最も活動的なアーリーステージ投資家の1人であるDave McClure氏は、手持ちの資金をさらに増やそうと動いている
同氏のインキュベーターおよびシードファンドである500 Startupsは、米国時間4月5日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、新たな資金調達を開始したことを明らかにした。目標額は5000万ドルだ。これは、ベンチャーキャピタルファンドとしては大きなものではないが、同氏のファンドのことだから投資先は多数に及ぶはずだ。McClure氏は毎週ほぼ2社の新興企業に、平均して5万ドルを投資している。これまでのところ、500 StartupsはTwillio、Hipster、Udemyをはじめとして、全部で約260件の投資を行っている。
巨大でなくてもいいので、1億ドルないし2億ドルの規模で大きくなりそうなニッチ市場を探して幅広く賭ける、というのがMcClure氏のやり方だ。草創期のPayPalに籍を置いていた同氏は、シリコンバレーで大きな影響力を持ち、新興企業への支援やベンチャーキャピタルの効率化を声高に主張している。そんなMcClure氏は4月6日、「Scaling Venture Capital? We suck. We can do better」(大規模なベンチャーキャピタル?とんでもない。もっとうまいやり方があるはずだ)というタイトルでブログを書いた。
McClure氏は米国外の新興企業への資金提供を強く信奉しており、ブラジル、メキシコ、インドなど世界中に影響力を広げている。2011年12月にはインドへの「Geeks on a Plane」ツアーを催行した。その時の様子が動画で紹介されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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