foursquare、Appleに続き、今度はWikipediaがGoogle Mapsに代えてOpenStreetMapを採用することになった。
Wikipediaがブログで発表したこの決定により、Google MapsのAPIを大量に使用するユーザーに課金するというGoogleの決定に対し、疑問の声がさらに高まることになりそうである(なお、以前は同APIの使用は無償であった)。Googleは2012年3月から、1日のページロード数が2万5000を超えるAPI使用者に対して、1000ロードにつき4~10ドルを課金し始めている。
WikipediaのYuvi Panda氏は、コミュニティーによって支えられている地理情報作成プロジェクトであるOpenStreetMapに切り換えるという決断について次のように述べている。
われわれのアプリケーションはこれまで、近隣のビューにGoogle Mapsを使用してきた。しかし現在では、OpenStreetMapを使用するようになっている。OpenStreetMapはオープンで無償の地図情報を提供するものであり、「Wikipediaの地図版」と称されるようにもなっている。このため、無償かつ、オープンなかたちで誰もが知識を利用できるようにするというわれわれの目標にぴったりだ。またOpenStreetMapを使用することで、コード中でプロプライエタリなGoogle APIを使用しなくても済むようになるため、プロプライエタリなGoogleアプリケーションを使用せず、オープンソースソフトウェアのみを使用することで低価格を実現している膨大な数のAndroid端末上でWikipediaを利用しやすくもなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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