パイオニアは10月25日、自転車専用のサイクルナビゲーション「Potter Navi SGX-CN700」(ポタナビ)を発表した。自転車で街を散策する「ポタリング」の際、目的地の方向を表示してくれるほか、公園やコンビニ等周辺検索機能を備える。発売は2012年2月。店頭想定価格は4万円前後になる。
ポタナビは、自転車に装着して使用するサイクルナビゲーションだ。本体にGPSを内蔵し、GPSと地図情報でポタリングをサポートする「マップナビモード」を装備。出発地、自車位置、目的地をラインで結んで表示する「ポイントライン表示」を備えたほか、設定時間内に往復可能なゾーンが地図上に円形グラフで表示される「タイムサークル表示」、ショップや観光地、公園など周辺の情報を検索する「周辺検索機能」を搭載する。
また周辺のスポット情報や天気情報などを自動受信しポップアップ表示する「ポップアップナビモード」も用意する。これは内蔵の通信モジュールにより実現するもので、通信にはNTTドコモの回線を利用する。利用は購入から2年間は無料。以降は有料になるが現時点で料金は未定としている。
ポタナビには、2.4GHz帯を用いた低消費電力の無線通信規格「ANT+」対応のケイデンス(ペダル回転数)センサを付属しており、走行時の情報をリアルタイムにポタナビへと送信することが可能。本体にはペダル回転数に応じてキャラクターの動きが変化し、理想的な回転数が確認できる「ダイエットモード」も備える。センサはスイッチ切り替えによりスピードセンサとしても利用できるとのことだ。
発売にあたり、パイオニアではサイクルナビ用のウェブサイト「サイクルラボ」を立ち上げる。ユーザーはサイクルラボ内にマイページを設け、走行データなどが通信機能により定期的にアップロードされるとのこと。このウェブサイトと連携することで、ルート作成や地点登録といった操作ができる。
本体は縦90mm×幅60mm×奥行き18mmで、重量は約100g。本体を傾けるだけで地図のスクロールができる加速度センサを内蔵する。ディスプレイには2.4型半透過型カラー液晶を採用。サイドに設けられた選択ボタン、上部の戻るボタン、中央のアクションボタンのみで操作し、タッチパネルには対応していない。内蔵充電池で駆動し、最大約10時間の使用が可能。耐振、防塵設計を施したほか、IPX5相当の防滴性能を施す。
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