ヤマハ発動機、パナソニック、ブリヂストンサイクルの電動自転車大手3メーカーは、オプションパーツとして交換用のバッテリを用意している。2011年モデルでバッテリ性能をそろってアップさせており、充電可能回数は以前の400回前後から、700~900回へと大幅な能力強化を果たした。
ヤマハ発動機とブリヂストンサイクルでは新型を「長生きバッテリー」と名付けており、パナソニックでも充電回数が約2倍の長寿命であることをアピールしている。
さらにヤマハ発動機とブリヂストンサイクルの「長生きバッテリー」は、2012年モデルでは6.6AhのMタイプバッテリが10%増量するなど、その後も進化を続けている。数年後の交換時には、より高性能のバッテリを装着できる可能性もあるわけだ。
交換時はメーカーが発表している適合表を参考に、間違いのないバッテリ選びを心掛けたい。適合していないバッテリを組み合わせると故障の恐れがある。ただし車種によっては、最初に搭載していたものと違う容量が選べる場合もあるので、予算や性能を考えて選ぶといい。
またバッテリはリサイクル可能な素材を多く使っているのでリサイクルを受け付けている販売店などで交換し、環境対策にも配慮していただきたい。
近年の自転車に関するニュースで話題を集めたのが、2009年の3人乗り解禁だ。安全基準をクリアした自転車であれば、6歳未満の幼児を2人乗せての走行が可能になったのだ。しかし5歳児ともなると体重は平均で20㎏近いから、通常の自転車では発進さえひと苦労。ということで、子供のいる家庭用の乗り物としても電動自転車に注目が集まっている。
パナソニックの3人乗り対応モデル「ギュット BE-ENM633A」は、ハンドルにチャイルドシート、リアに大型キャリアを備えた姿が標準だが、リアにもチャイルドシートを付けたり、前シートをバスケットに換えることも可能。価格は13万2000円だ。
ブリヂストンサイクルの「アンジェリーノminiアシスタ」は、前後とも22インチという小径車ならではの乗り降りのしやすさや重心の低さが魅力。標準でハンドルにチャイルドシートが付いて14万800円となっており、リアキャリアにもチャイルドシートを取り付けられる。
ヤマハ発動機の「PAS Raffini L」は、フロントバスケット、リアキャリアとシンプルな標準スタイルで12万3000円という価格を実現した。ただしこれも3人乗り対応モデルなので、前後にチャイルドシートを付けることが可能。リア用バスケットもある。
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