logo

MSタブレット「Courier」元開発者のアプリ「Paper」、「iPad」向けに登場

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2012年03月30日 11時04分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 結局のところ市場に投入されなかったMicrosoftのデュアルスクリーンタブレット「Courier」の精神は、「iPad」で息づいている。そして、その精神を維持しているのは、解散したCourierチームに所属していた複数のメンバーだ。

 FiftyThree Inc.は、「Paper by FiftyThree」と呼ばれるiPad向けの新しいコンテンツ作成アプリの開発元で、同社を率いるのはMicrosoftのCourierおよび「Xbox」の設計や開発を以前に担当していた人たちだ。Courierに似たアプリは今週、Taposeからも登場している。Taposeは、MicrosoftでCourierをかつて擁護していたJ Allard氏が支援する企業だ。

 Courierは、Microsoft社内にある最先端技術開発チームのプロジェクトとして開発されていたデュアルスクリーンタブレットだったが、同社の上層部は2010年春、同プロジェクトの中止を決定した。インターフェースという観点から見ると、CourierはFranklin Coveyのシステム手帳を強化したような外観だった。Microsoftはその後、Pioneer Studiosを2011年5月に閉鎖した。Pioneer Studiosは、「Xboxや『Zune』『Mobile』、そして、それ以外のさまざまな新興分野を含むMicrosoftのエンターテインメント事業向けに、ブランドが牽引する消費者体験」を構築する任務を帯びていた。

 MicrosoftのPioneer Studios部門は、Courierプロジェクトの陣頭指揮を執っていた。そして、同部門で以前働いていた複数の設計者と開発者がFiftyThreeで再び姿を現した(同社のウェブサイトによると、社名は「頭、心臓、手を魔法のようにつなぐ53cm」に由来するという)。FiftyThreeのメンバー紹介ページによると、同チームには以下の人物が含まれている。

  • Georg Petschnigg氏:Pioneer Studiosの共同創設者。
  • Jon Harris氏:Zune、Xbox、そして、さまざまなPioneer Studiosブランドの製品に携わった設計者。CourierプロジェクトおよびPioneer Studiosの共同創設者。
  • Andrew Allen氏:Courierに携わった映画製作者。
  • Julian Walker氏:Microsoftの「Seadragon」「Photosynth」「Bing Maps」「Silverlight」のグラフィックスおよびユーザーインターフェーステクノロジに携わったエンジニア。
  • John Ikeda氏:「Xbox 360」のゲームコントローラや「Kinect」を含むXboxのアクセサリに携わった発明家。

 元Microsoftの最高体験責任者で、2010年(Courierプロジェクトの中止が決まったすぐ後)に同社を去ったAllard氏は、Pioneer Studiosを先頭に立って支持した幹部だった。Allard氏は、Courierに似たiPad向けアプリケーション「Tapose」の開発に関して、アドバイスと金銭面での支援を行っている。

Paper

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

-PR-企画特集