サムスン電子ジャパンは3月28日、国内でもスマートフォン「GALAXY Note(SC-05D)」を発売すると発表した。NTTドコモより4月6日に発売予定だ。
今回の発表会は「GALAXY WORLD TOUR JAPAN」と題されている。このツアーは、ロンドンを皮切りに、ジャカルタ、上海、ソウル、ドバイと行われてきた。ファイナルツアーとなる日本は、これまで以上に力を入れたものになっている。
GALAXY Noteは、5.3インチの高精細な「HD SUPER AMOLED(1280×800)」と128段階の筆圧を感知するタッチペン「S Pen」を搭載している点が最大の特長となる。GALAXY Noteのコミュニケーションメッセージは「Phone? Tablet? Feel Free It's Galaxy Note!」。タブレットより小さく、これまでのスマートフォンよりも大きく、なおかつ専用のスタイラスが付属する。サムスンはGALAXY Noteでこれまでにない新しいジャンルを開拓したと意気込む。
発表会場では、サムスン電子ジャパン 専務の石井圭介氏が報道陣に対し「ペンを持たずにいらっしゃっている方はいますか?」と問いかけた。数百人規模の会場の中で、手を挙げたのは2名。それに対し、「驚くことに、ほとんどがペンを持っている。アナログデバイスが貴重な役目を果たしているということ。GALAXY Noteはアナログな体験と感性を組み込んだもの。S Penはアナログとデジタルを融合し、これまでのスタイラスを覆す機能を持っている」と語った。
漫画家の麻生我等氏が登壇し、GALAXY Noteでサイボーグ009のキャラクターを描くデモを披露。また、実用的な使い方として、資料に手書きで指示をしたり地図に道順を書いてメールで送ったり、自由に写真を切り抜いて貼り付けるデモなどを見せ、仕事にもプライベートにも活用できることをアピールした。
タレント、モデルとして活躍するユージさんと神戸蘭子さんがゲストとして登場した。「画面が大きくて見やすい」(神戸さん)、「手が大きいので、タッチペンがあると最強」(ユージさん)とそれぞれアピール。絵を描くことが得意というユージさんは、その場で神戸蘭子さんを描くというパフォーマンスも見せた。
なお、海外と同様に国内でも150カ所以上で体験イベント「GALAXY Note Studio」を展開。タッチ&トライや似顔絵師による似顔絵制作や出力サービスなどを行う予定だ。同日、東京では渋谷109のイベント広場でイベントが行われた。スケジュールは、ウェブサイトから閲覧できる。このほかにも、2人のライダーが日本各地の世界遺産を自転車で巡り、観光名所を描いたりFacebookでコミュニケーションしたりしていく「Tour de GALAXY」も展開する。
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