サミット・グローバル・ジャパンは、撮影者の体や乗り物に固定して撮影するウェアラブルカメラ「ION AIR PRO(アイオンエアプロ)」を発表した。重量わずか130gの小型ボディに防水性能も備える。4月末に発売する。店頭想定価格は1万9800円。
ボディは高さ37mm×幅37mm×奥行き107mmのチューブ型で、記録メディアにはmicro SD/SDHCカードを使用。MPEG-4/H.264形式のフルHD動画と約500万画素の静止画が撮影できる。
小型軽量ボディをいかした機動力が特長で、ヘルメットや自転車のハンドルなどに装着しての撮影に対応。落下テストをクリアした耐衝撃性能とIPX8相当の防水性能を備え、水中での撮影も可能だ。
本体後部にPODZ(ポッズ)と呼ばれるアクセサリを装着でき、PODZを付け替えることでWi-Fiやリモコンなど機能を拡張できる。Wi-Fi、バッテリ、リモコンといった機能を使用できるPODZを用意しているほか、今後は車内のシガーソケットから電源供給ができる「Car PODZ」や高性能録音が可能になる「Microphone PODZ」の発売も予定している。
Wi-Fi PODZを使えば、対応のスマートフォンで撮影画像をワイヤレス再生できるほか、PCを介さずFacebookやYouTubeにデータ転送ができるとのこと。5月には撮影動画を8Gバイトまで無料でバックアップできる「ION CLOUD(アイオンクラウド)」というオンラインストレージサービスも公開する。
Wi-Fi PODZを用いたワイヤレス機能を使うには、専用の「IONアプリ」が必要。すでにiPhoneアプリはApp Storeで公開しており、Androidアプリも後日公開予定としている。
録画はワンクリックで開始でき、録画中は本体が振動するためオン、オフの状態が触ってわかる。HD動画とともにQVGAサイズの動画も同時生成するデュアルファイルレコーディングが可能だ。バッテリは内蔵のリチウムポリマ充電池を使用しており、約2.5時間の使用に対応する。
本体にヘルメットとバイクに取り付けられるマウントパーツをセットにした「ION AIR PRO PLUS」(店頭想定価格:2万4800円)、ION AIR PRO PLUSにWi-Fi PODZを加えた「ION AIR PRO Wi-Fi」(同:2万9800円)という2つのセットも用意。加えて「ヘルメット&バイクキット」(同5980円)、サーフィンなどのボードにカメラを取り付けられる「ボードキット」(価格未定)、Wi-Fi PODZとバッテリパックの「エアコネクトキット」(価格未定)もラインアップする予定だ。
同社代表取締役CEOのGiovanni Tomaselli(ジョヴァンニ トマセーリ)氏は「スポーツアクションカメラは2011年に世界で220万台が販売され、短期間で大きく成長した商品だ。2014年には800万台の出荷が予想されている。ION AIR PROは、世界に向けて販売していく商品だが、まずは日本市場に提供し、そこからほかの地域に拡大していきたい」と戦略を話した。
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