ポラロイドの国内販売総代理店であるサミット・グローバル・ジャパンは7月12日、レディ・ガガがデザインしたインスタントモバイルプリンタ「GL10」を9月上旬に発売すると発表した。公式サイトでの予約販売は同日から、一般の先行予約販売は7月30日から。価格は1万7800円。
重さは約400gと軽量で、1回のフル充電で約40枚の印刷が可能。GL10は第2世代のプリント技術を採用しており、従来製品に比べて印刷ムラを軽減し、光沢度が増したという。印刷解像度は、300×300dpiで、写真サイズは7.6cm×10.2cm。印刷するには専用の「ZINKペーパー3×4」(30枚入り1980円)用紙が必要になるが、インクやカートリッジ・リボンなどは不要だ。
接続は、USB接続(PictBridge対応)またはBluetooth。Bluetoothに対応するスマートフォンは、Android OS 2.0以上、BlackBerry OS4.6以上、Windows Phone 7.0以上。iPhoneには対応していない。
Android用の無料アプリ「Polaroid Gray Label App」を使用すると、フレームを付けたり画像を加工したりして印刷できる。同様の編集ソフトをWindowsとMac向けに提供する。
GL10は、Polaroidのクリエイティブディレクターであるレディ・ガガの新ブランド「Grey Label」シリーズの第1弾。ポラロイドカメラ「SX-70」を手にして得られたインスピレーションをもとにデザインしたという。
Gray Labelは、ファンション業界用語「グレイ・グッズ」に由来したもので、織り上げたばかりの漂白や染色などの加工を行っていないピュアな状態の生地を指す。シンプルさをつねに追求してきたポラロイドの歴史とブランドの先進性という2つの意味を込めたとしている。
今後はスマートフォンとの親和性の高さを生かし、携帯電話ショップを中心に販売していくという。また、イベントやキャンペーン、メニュー用写真などビジネスシーンでの利用も訴求する。国内における販売目標は2011年度に5万台、2012年度に10万台を目指す。
このほか、秋をめどに3×4インチサイズのインスタントデジタルカメラ「Polaroid THREE」を発売すると発表した。価格は未定。1400万画素のカメラを搭載し、2.7インチのLCDモニタを搭載する。デジタル4倍ズームに対応し、1回のフル充電で25枚までプリントできる。
サミット・グローバル・ジャパンでは、インスタントカメラ製品の提供に加え、ムービー分野では独自ブランドによる「iON」ブランドとして製品を展開していく方針だ。ウェアラブルカメラ「EYE ON the ACTION」を9月下旬より発売する。価格は1万2800円。防水深度は20mで、重量は75g。本体カラーは黒、赤、黄色の3色だ。
有効画素数は500万画素のCMOSセンサを搭載。フレーム数は30fpsで、撮影角度は120度の広角レンズ。連続ビデオ撮影時間は約20分(1ファイル)。microSD(最大32Gバイト)に対応する。
サイクルスポーツやマリンスポーツ、ウインタースポーツなどに向けた製品で、ムービーと静止画を撮影できる。「自分の視線で自分の進んでいる方向を見たいといった用途に使用できる。プロの競技者から愛好家までをメインターゲットにする」としている。GPSは搭載していない。ディスプレイをなくし、機能を絞り込むことで競合製品よりも安い価格設定ができたという。
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