テレビライフを劇的に変える全録レコーダー--バッファロー「ゼン録」 - (page 2)

堀江大輔(D☆FUNK)2012年03月22日 12時56分

mini B-CASカード×8枚で実現する8ch丸ごと録画

  • 本体前面にはスイッチ類がなくシンプルなデザインだ

 では、本体を見ていくことにしよう。まず外観だが、高さ50mm×幅430mm奥行き220mmと、現行のBlu-ray Discレコーダーと大差はないが、本体前面にスイッチ類がなくとてもスマート。

 「まるっと全録ランプ」というランプが中央部にあり、ブルーの明かりが点灯する仕様になっている。このブルーのランプ、蓋をあけると8つのランプになっており、「まるっと全録」で録画しているチャンネルが点灯する。また中央部分が紫色になると停止中、赤色に点灯すると停止中に電源がオフになったという警告表示になる。

 この「ゼン録 DVR-Z8」は、一度停電すると全録が中止されるため、警告表示は必要だが、警告時だけ点灯する仕様もほしいところだ。常についていると明るくて邪魔に感じることもあった。

 本体正面の蓋をあけると、mini B-CASカード挿入口が8つ用意されているので、それぞれにmini B-CASカードを挿していく。

  • 本体のフロント部分が全録中は青く光る

  • カバーを外すと、全録しているチャンネルの数だけ、ライトが点灯する

  • 本体正面のカバーを取り外して、8枚のmini B-CASカードを差し込む

 背面には、アンテナの入出力端子、アナログの映像、音声端子×1、HDMI×1、光出力端子×1、さらにUSB HDD増設用のUSB端子をそなえる。mini B-CAS用のカード挿入口も背面に設けるが、おそらく全録以外のデジタル放送の録画、視聴用だろう。LAN端子もあるがこれはソフトウェアの更新用で、DLNAには対応していない。

 全録をすると、録画番組を見る時間はいくらあっても足りなくなる。別室で視聴ができるDLNAへの対応はほしいところだ。

  • シンプルなリア端子

  • 背面のmini B-CASカードは、番組視聴と録画予約用。ダビング用のUSB HDDの増設も可能

 リモコンは一般のレコーダーに比べると小さめ。上部に選局用の数字キーと、タイムシフトボタンを用意。下部には録画再生用のボタンを設置する。再生と停止ボタンが少し大きい。

  • 一般のレコーダーより小さめのリモコン

  • リモコン中央部。現在放送中の番組もタイムシフトボタンで再生可能。番組表ボタンで全録で録画した番組選択ができる

  • 録画番組一覧ボタンはダビング保存した番組を呼び出すためのもの

 付属の「らくらく! セットアップシート」という簡易マニュアルに従って設置、設定をする。mini B-CASカードの挿入やリモコンに電池を入れることまで、イラスト付きで説明されていた。また、テレビ画面を使った設定についても丁寧に説明されている。

 以前、全録方式のレコーダーをほしいと思っているのは主婦など女性が意外に多いと聞いたことがある。近所や仲間うちで話題になったドラマを見逃して話に入れなくて悔しい思いをすることがあるらしい。この簡易マニュアルを使えば、AV機器に不慣れな女性でも、簡単に設定ができそうだ。

 この初期設定で、注意したいのは停電時の復旧に関して。停電後そのまま、まるっと全録を再開する設定にすると、これまで録画した番組がすべて消えてしまうので注意したい。設定時には画質設定でも悩んだが、前述したように高画質(約6Mbps)、標準画質(約4Mbps)、低画質(2Mbps)の3種類からとりあえず低画質モードで、8日間の録画ができるようにした。

  • 停電復旧時の動作で「録画を再開する」を選ぶとまるっと全録で録画した番組が消去されてしまう

  • 画質モードは高画質(約6Mbps)、標準画質(約4Mbps)、低画質(2Mbps)の3種類

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