これまでに、ソーシャルニュースサイト「Digg」や現在は閉鎖されているマイクロブログサービス「Pownce」などに携わったシリアルアントレプレナーのKevin Rose氏が、今度はGoogleの従業員になるという。
AllThingsDは「この件に詳しい情報筋」の話として、Rose氏が、自身の企業Milkの複数の従業員とともに、Googleに雇用されたと報じている。
Googleはコメントを避けており、Rose氏にこの報道に関するコメントを求めたが直ちに回答は得られなかった。
Rose氏は、若くして技術業界のスターダムを駆け上がり、TechTVに出演し、また、後にはRevision3による多数のオンライン番組にも出演した。同氏を一躍有名にしたのはソーシャルニュースサイトのDiggである。同サイトでは、ユーザーが記事に投票し、票数の多い記事がフロントページに表示される。2010年にはDiggの最高経営責任者(CEO)に就任したが、2011年にはCEOを退いて顧問となり、同社での職務を縮小していた。
Diggはかつて、多数の買収提案を受けた。元米副大統領のAl Gore氏は、Diggを自身のCurrent Media傘下に収めようと1億ドルでの買収を提案した。2008年にはGoogleも、およそ2億ドルでの買収を提案した。Googleは、買収交渉の最終段階になって断念したと報じられている。当時、他にもMicrosoftや社名非公表のメディア企業2社が買収を提案していたといわれている。
これとは無関係かもしれないが、Rose氏は今週「Oink」を閉鎖している。Oinkは、Milkの初めての製品である。ユーザーがあらゆるものに対してレビュー評価することのできるOinkのサービスが提供された期間は、わずか3カ月間だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス