Microsoftが開発中のOS「Windows 8」を正式リリースする際、「Chrome」は「Metro」に対応する予定だと、あるGoogle関係者が米CNETに対して認めた。
同関係者は米CNETあての電子メールで、「われわれの目標は、すべてのプラットフォームにおいて高速でシンプル、そして、セキュアなChromeをユーザーに提供できるようにすることである。そのプラットフォームには、Windows 8のデスクトップ版とMetro版の両方が含まれる。この目標に向けて、われわれは、Windows 8におけるデスクトップ版Chromeの改良と並行して、ChromeのMetro版を開発中であり、より高度なタッチ操作のサポートなどを追加している」と記した。
Mashableが最初に報じたように、このことが現時点において示唆するのは、Windows 8向けにMetro版とデスクトップビュー版という2つのインターフェースを開発することにより、GoogleがMicrosoftのリードに従うつもりであるということだ。Googleは、Metro版Chromeに関するその他の計画については何も明かそうとはしなかった。
一方、Mozillaは米国時間3月9日、Windows 8向けサードパーティブラウザの開発には、ただ2つの異なるインターフェースに対応するということ以上に多数の課題が存在することを明かしている。Mozillaの開発者であるBrian Bondy氏によると、新規コードの量が「非常に大量」であることに加えて、Microsoftが課す制約により、デフォルトブラウザとして選定されていないサードパーティブラウザは現在、Metroモードで実行できないことも問題であるという。
OperaもWindows 8の動向を見守っているが、同社は「Opera」のMetro版の開発に着手しているかどうかを明かそうとしなかった。Operaのデスクトップ製品マネージャーを務めるArnstein Teigene氏は、「残念ながら、現在Windows 8について検討中であるということ以外は、具体的な点についてはまだ何もコメントできない」と述べた。
本記事執筆時点で、Appleは、Windows 8に対する「Safari」の計画についてコメントしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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