新しい「iPad」の初回入荷分を自社オンラインストアで完売したAppleは、米国時間3月16日の発売初日だけで100万台以上を売り上げる可能性があるという。
Piper JaffrayのアナリストGene Munster氏が12日、調査メモでそう予測した。
この予測台数は、初代iPadの発売初日販売台数をはるかに上回り、また「iPad 2」の販売台数もおそらく超えるものである(Appleは、iPad 2の発売初日販売台数を公表しなかった)。これは、他の企業らも競合する独自の製品を売ろうと奮闘する中、タブレットに対する消費者の関心が爆発的に高まっていることを象徴している。タブレットは、高級品から必須ツールへとゆっくりと進化している(もちろん、その進化は完了の域にはまだ到達していないが)。
Appleは、iPad 2の発売初日販売台数を公表しなかったが、アナリストらはさまざまな予測をしていた。Munster氏は1年前、発売後最初の週末の販売台数を50万台と予測したが、100万台とまで予測したアナリストもいた。供給上の制約によってAppleが市場に提供できたiPadの台数が限られていたため、販売台数はもっと少なかった可能性があると、アナリストらは述べている。
今回の100万台という予測は、控えめすぎたということになる可能性もある。Appleは、新しいiPadの発売を世界のより多くの市場で開始することから、さらに驚異的な販売台数を記録する可能性も考えられる。しかも2012年の場合、399ドルのiPad 2という、より低価格の選択肢も提供される。
消費者は、さまざまなバージョンのiPadを注文して16日までに出荷してもらうことができたが、この数日間で出荷予定日に遅れが発生し始めている。9日の時点で、国によって3日から3週間の遅れが生じていた。
Appleは当時、米CNETに対し、顧客の反応が「予測をはるかに上回っている」と述べていた。同社は、Munster氏の予測に対するコメントは避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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