まず、自転車専用ナビとして必要となるのが、自転車への装着具があるかどうか。パナソニックの「Gorilla CN-MC01L」(実売価格:4万円前後)は自転車用取付クレードルが付属しているので、すぐに自転車に取り付けられる。付属ストラップを自転車に取り付けておけば、万が一、ナビ本体がクレードルから外れても地面まで落下しない。モデルによっては、取り付け用クレードルやホルダーが別売りとなっている場合もあるので、購入前に確認しておこう。
次に重要なのが、防滴設計。ユピテルの「ATLAS MCN43si」(実売価格:5万3000円前後)は、防水規格IP57相当の性能を誇る。このモデルの防水性能は、かなり高めな部類だ。モデルによって、防水性能は違うので確認は必要。基本的に台風並みの大雨や長時間雨ざらしにはできないので注意したい。その場合は、自転車に乗っていられないので心配する必要もないとも言える。
パイオニアの「potter navi(ポタナビ)SGX-CN700」(実売価格:4万円前後)は、自転車で街を散策する「ポタリング」用のポイントライン表示で目的地と出発地を線で結んで案内。ほかにも30分の空き時間で、行って帰ってこられる範囲を表示するなど、自転車らしい使い方も提案してくれる。
モデルによっては、自動車、自転車、徒歩など、移動手段によって、ナビの仕方を変えるマルチ案内ができるものもある。
走行時間や速度、距離、消費カロリーなどを表示するサイクルコンピュータ機能にも着目。ソニーの「nav-u NV-U37」(実売価格:3万5000円前後)は、地図とサイクルコンピュータの2画面表示ができるので、現在の走行状況を確認しつつ、地図も確認できる。走行距離はGPSを利用したものやセンサで実測するタイプなど、種類がある。さらに、記録したデータをパソコンで管理できるモデルもあるので、サイクルコンピュータ機能を中心に考えるなら、それらの点をよく吟味しよう。
自動車と共用したいのであれば、自動車モードと自転車モードがあるモデルがオススメ。自転車オンリーで使うのであれば、よりサイズ感があり、自転車機能に特化したモデルがオススメだ。
記事内の価格は3月13日現在。編集部調べ。
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