Net Applicationsが発表した最新の報告によると、2012年2月の世界のブラウザ利用シェアにおいて、「Internet Explorer」(IE)は主要なライバルであるMozillaの「Firefox」や「Google Chrome」の追撃におおむね歯止めをかけた。IEはこれで過去数カ月にわたって減少傾向を食い止めており、シェアを失い続けていた頃に比べるとMicrosoftにとってこれは大きな改善だ。
デスクトップのブラウザにおけるIEのシェアは1月の53.0%から2月には52.8%に減少した。Firefoxは20.9%、Chromeは18.9%で、いずれも前月比でほぼ横ばいだった。「Safari」は4.9%から5.2%に増加、「Opera」は1.7%でほとんど変化がなかった。
Net Applicationsの解析サービスでは、同社のサイトネットワークに対する個人ユーザーの日々の訪問件数を計算し、その結果に重みを付けて世界のインターネット利用動向を推計している。つまり、同社の統計ではStatCounterのようにすべてのページビューを計算しているわけではない。StatCounterによる2月の統計ではChromeが増加し続け、IEは減少し続けている。
タブレット端末と携帯電話のブラウジング全体における割合は増加傾向にあるが、デスクトップは過去数カ月間で失ったシェアをいくらか取り戻した。デスクトップの利用シェアは90.8%から92.5%に増加したが、モバイル端末は8.8%から7.2%に減少している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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