アップル「iPad 3」はどうなる?--性能やデザインを予測 - (page 2)

Donald Bell (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年03月02日 07時30分

4Gデータ

 iPad 3は、Apple製品で初めての4G対応デバイスになるだろうか。そうなる可能性は高いように思われる。Appleは常に、携帯電話データ通信をサポートするiPadを提供してきた(Wi-Fiのみのモデルよりも130ドル高い)。AppleはiPad 2で、同社のタブレット製品ファミリの提供範囲を拡大し、AT&TとVerizonの両方でiPadを使えるようにしている。どちらの通信事業者も、自社の4Gデータ機能にかなり重きを置いていることを考えると、Appleが最終的に、そうした事業者のテクノロジの採用にまで手を広げるのは当然のことに思える。

SiriはiPad 3に搭載されるだろう。
SiriはiPad 3に搭載されるだろう。
提供:Apple

Siri

 iPhone 4Sのユーザーにとって、Appleの音声アシスタント機能「Siri」はいまや当たり前のものになっており、この機能の搭載がiPad 3にまで広がるのは当然に思える。

変わらないものは

 上記の予測のなかにあっと驚くようなものはない。実際、さらなる失望への心の準備として、変わりそうにないもののリストを見ていこう。

 9.7インチのスクリーンサイズはそのままだ。4:3というアスペクト比も変わらない。アプリはすべて、こうしたサイズに合わせて設計されており、Appleがその点に問題を感じていないのも間違いない。

 iPadが少しでも安くなることはなさそうだ。もちろん、「Kindle Fire」のような低価格タブレットに競争の余地があることが分かっているが、Appleの戦略として、ローエンドへの移行が行われたことはない。加えて、Appleは依然としてタブレット市場で優位に立っており、今までの取り組み方を変える必要がない。もちろん、Appleが別の小型製品の製造、iPad 2のディスカウント販売、画面の大型化による「iPod touch」の強化などを行う可能性はあるが、ここまでで説明したiPad 3が499ドル未満になる見込みは薄い。

 iPad 3のデザインが根本的に違うものになる可能性も低い。iPad 2が発売されてから約1年、薄さと、使用している素材の品質の両方で、iPadのデザインに対抗できたタブレットは1つ(ASUSの「Eee Pad Transformer Prime」)しかない。サムスンやソニーには、斬新な新しいタブレットデザインをあれこれと出させておけばいい。Appleが、業界を特徴付けるスクリーンテクノロジを導入する一方で、現在のデザインを維持できれば、それで十分だ。

最終的な考え

 iPad 3のうわさや憶測をあれこれ広げないようにするのは難しいが、Appleについて最もありそうなシナリオは、ユーザーを驚かせる(そして業界を混乱させる)ユニークな高解像度ディスプレイを備えた、着実な進化を遂げたデバイスが発表されることだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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