デジタル音声コーデックとサウンドソリューションの開発を手がける米DTSは、シャープとパートナーシップを締結したと発表した。「DTS 2.0 Channel」と「DTS 2.0+Digital Out」を搭載したテレビを中国市場向けに発売する。
発売されるのは、USBデジタルメディアプレーヤー機能を内蔵したテレビで、中国での投入時期は2012年第1四半期を予定。DTS 2.0 ChannelとDTS 2.0+Digital Out技術の搭載により、DTS形式でエンコードされた素材をデコードし、テレビから直接2chのステレオアナログ再生ができるとしている。
これによって、テレビがメディアハブとして機能し、デジタルメディアプレーヤーやセットトップボックスを使用せず、臨場感のあるサラウンドサウンドが得られるとのこと。またDTS 2.0+Digital Outは、DTS形式でエンコードされたコンテンツを外部のDTSデコーダへの送信も可能だ。
DTSでは、「当社の技術により、携帯電話から最新テレビのイノベーションまで、上質のエンタテインメント体験を実現できる。現在、傑出したオーディオでデジタルテレビの視聴体験を向上するため、シャープをはじめ、業界を代表するメーカー各社とのパートナーシップ締結に尽力している」とコメントしている。
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