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エンターテイメントをいい音で!--高音質の証し「DTS」

レーザーディスクの時代から使用されているデジタル音声フォーマット「DTS」。

高音質の証し"DTS"① DTSとは~DTSの歴史

 DTSと聞いてすぐにピンと来るなら、あなたはかなりのオーディオ通だ。DTSはもともとは米国のDTS, Inc.(Digital Theater System、今はDTSに改名)が開発したサラウンドのデジタル音声フォーマットのこと。

 レーザーディスク(LD)やDVDの時代から小文字のロゴ「dts」というマークがジャケットに付いていると、それは高音質のお墨付きディスクの証明だった。音質にこだわるマニアには、LDの通常版とdts版の両方を持っている、という人も多かった。

音質の差は「重み」に出る オーディオ通に愛された高音質規格

 映画で最初に採用されたのは、スティーブン・スピルバーグの「ジュラシック・パーク」。DTS対応の映画館と普通の映画館をはしごしてその音質の違いに驚いた。

 当時のほかのサラウンド音声とDTSの差は、音の重みにあった。ティラノザウルスの足音、つぶされた車のきしみ、重量感のあるリアルな音に戦慄を覚えたものだった。雨粒もトタンに当たるようならパラパラした音ではなく、しっかりと重さをもった雨が地面を叩くように聞こえた。

 映画館で実現した、その圧倒的な音を家庭に導入するため、1996年には「DTS Digital Surround」という5.1chのサラウンド規格を発表した。

 DVDが全盛の時代は、音にこだわる人以外はdtsロゴをあまり目にしなかったかもしれない。というのも、DVDではDTS音声がオプション規格になっておりタイトル数が決して多くはなかったのだ。

 しかし、DVDのサラウンドの必須規格であったドルビーデジタルと比較すると、ビットレートが高くて高音質。特に音質にこだわったDVDにはDTS音声が採用されることも多かった。

 その後、5.1chサラウンドにリアセンタースピーカーを加えた新規格「DTS-ES」、通常のDTS音声(48kHz/16bit)よりも高音質な96kHz/24bitの音声を記録したフォーマット「DTS-96/24」なども発表された。

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