Research In Motion(RIM)の「BlackBerry PlayBook OS 1.0」には、組み込まれた機能が全般に乏しいとの批判があった。同社は新たなソフトウェアアップデートで、この問題を解決しようと試みている。
RIMは現地時間2月21日、「BlackBerry PlayBook OS 2.0」のリリースを発表した。同OSには、統合された受信箱を備えるネイティブの電子メールクライアントや、組み込み型のカレンダーや連絡先といったアプリ群など、前バージョンでユーザーが望んだ機能が多数含まれる。
RIMは同OSの最初のバージョンで、電子メール、カレンダー、連絡先のネイティブアプリを搭載しないという奇妙な決断をした。これらの機能にアクセスするには、ユーザーが「BlackBerry」スマートフォンを所有していて、それを「PlayBook」タブレットに接続する必要があった。これはPlayBookの評価で重大な欠点とされ、この7インチ型タブレットの成長を阻む要因になった。
PlayBookのオーナーは、初代OSに望んだものの多くをようやく手にするが、すべてを得られるわけではない。BlackBerryデバイス同士でのインスタントメッセージのやり取りを可能にする「BlackBerry Messenger」は、依然として同OSに欠けたままだ。
RIMは同プラットフォームのカレンダーおよび連絡先のアプリの中で、Facebook、Twitter、LinkedInといったSNSとの統合を追加した。BlackBerryスマートフォンとPlayBookがBluetoothを介して通信できるようにする同OSのアプリ「BlackBerry Bridge」はアップデートされ、リモートコントロール機能が追加されたことで、ユーザーはBlackBerryをワイヤレスのキーボードやマウスとして使えるようになった。
BlackBerry PlayBook OS 2.0にはもう1つ大きな改良点がある。一部の「Android」アプリへのサポートが追加されたのだ。
BlackBerry PlayBook OS 2.0は、予想されていた通り、現在無料でダウンロード可能となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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