「ネット黄金時代」を脅かす10の懸念(前編) - (page 3)

Alan Norton (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2012年02月21日 07時30分

#5:アクセスに対する課金

 Wi-Fiや携帯電話ネットワークのおかげで、インターネットにアクセス可能な場所がかつてないほどに増えてきている。また、McDonald'sやStarbucksといった大手のチェーン店では無料でWi-Fiが利用できるようになっている。もっとも、こういったサービスの提供が開始されたのは意外にも最近になってからであり、McDonald'sは2010年1月からStarbucksは2010年7月からとなっている。また、地元のカフェでも同様のサービスが提供されるようになってきている。最近、筆者は旅行に出かけた際、ツーソン国際空港も無料Wi-Fiの天国となっていることに気付いた。そのインターネットステーションは、滑走路を一望できる「絶景のポイント」に設けられており、モバイル機器を接続し、充電することもできるようになっていた。一方、ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港では、まったく状況が異なっていた。インターネットへのアクセスは、Boingo経由で1時間4.95ドルもしくは1日7.95ドルという「低価格」で提供され、機器の充電は素晴らしいとはお世辞にも言えないサムスンの充電ステーションで無料で行えるようになっていた。筆者はヒューストンの状況を見るにつけ、Wi-Fiアクセスが無料で提供されている日々は近いうちに終焉を迎えるのではないかと心配になっているわけだ。

後編に続く)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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