さっそくゲームパッドを使ってみたいところだが、まずはその前にSIMカードやバッテリをセットしよう。E701@をひっくり返して背面を見るとやっぱりフツーのケータイなんだよね。でもゲームパッドの存在を見た今となっては、このE701@は牙を隠したトンデモケータイに見えてしまう。そもそも「@」なんて製品名につけているあたりがタダモノじゃないよね。
バッテリカバーをはずすと、まず見えてくるのはトンデモケータイデフォルト仕様であるデュアルSIMカードスロット。そして本体の下部には大きいスピーカーが備わっている。このスピーカー、コーンの部分が紙でできており、かなりの大音量&高品質なサウンドを再生してくれそうだ。きっと内蔵ゲームもステレオサウンドの音色が美しいものが入っているに違いない。でも毎日使うケータイだけに、水がかかっちゃったら大丈夫なんだろうかとちょっと心配。
バッテリは安心のNokia互換、というかNokiaと同じサイズのものを使っているっぽい。トンデモケータイの多くはバッテリも自社開発、というか本体サイズに合わせてぴったりなバッテリを作っちゃったほうがコストが安いってことなのかも。でもこのMXNECのように東南アジアで売る場合は、互換品の入手がしやすい大手メーカーのバッテリと同じサイズのものを使っちゃうほうがいいってことなのかもしれない。まぁこのほうがバッテリがダメになっても代替品をすぐ買えるから安心ではある。
SIMカードをセットしてE701@の電源を入れると、あとはトンデモケータイで見慣れた待ち受け画面が出てくる。画面はタッチパネルなので指先でも操作可能だ。メニュー画面はアイコンが3×4で並ぶおなじみのもの。上下スクロールで隠れたアイコンも出てくる。YやらFやらのアイコンがあってウェブサービスを利用できるのはさすが最近の製品。その他の機能はこれといって目新しいものはなく、やはり例のアタッチメントをつけないとE701@の真の姿は見えてこないのだ。
それではおまちかねのゲームパッドを装着してみよう。このゲームパッドを使ってこそE701@の魅力が大きく引き出されるのである!ちなみに製品型番の「E」はエンターテインメント、の頭文字をつけているらしい。MXNECは100機種以上ものラインナップを用意しているらしく、このほかにもM、X、Nの各シリーズ製品があるとのこと。まぁこのあたりの型番のつけ方ってのはおそらく一昔前のNokiaをまねているのだろう。
付属のゲームパッドだが、本体側は3.5mmヘッドホンジャックと類似したコネクタが備わっている。そしてケータイ側はミニUSB端子。汎用のパーツを使っているのは他の製品でもこのゲームパッドを流用できるようにと考えているからだろうか。ゲームパッド本体は安っぽいゲーム機と同じようなつくり。激しくボタンを押したり、誤って床に落としてしまっても壊れないような感じだ。
ゲームパッドを本体に装着するには、まずは背面に収納されている部分を引き出す。このパーツは2段階に収縮するようになっており、幅の細いケータイから太いものまである程度調整が利くようだ。使わない時はスライドを戻しておけばコンパクトになるわけで、そのままポケットに入れておいても邪魔にならない。もっとも、付属のケーブルをなくしてしまうとゲームパッドが使えなくなるので注意は必要だ。Bluetoothに対応してワイヤレス接続ができるともっとうれしいところ。
そして次に、引き出したパーツの前面側のケータイを押さえる部分を開く。ここはバネで押さえるようになっているのでケータイを多少ずれた位置に置いてもしっかりと保持してくれる。見た目はスマートではないかもしれないが、こうやってフツーのケータイが一瞬でゲームマシンになるのはなかなか面白いんじゃないだろうか。
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