毎月1万ユーザーが増加中のRetty、gooに情報配信--ポータルとの連携模索

 行ったお店、行きたいお店の情報をもとに新しい飲食店を発見する——そんなコンセプトのレストランガイドサービス「Retty」が2月13日、エヌ・ティ・ティ レゾナントが運営するgooとのコンテンツ連携を発表した。

 gooランキング内に専用コーナーが設けられ、Rettyで人気の「行きたい」レストランの情報が毎週配信される。Retty代表取締役の武田和也氏は「これをきっかけにポータルなどとの連携も模索していきたい」と語っている。

Android版のRetty
Android版のRetty

 2011年6月に公開、11月にiPhone版を公開したRettyのユーザー数は4万人を突破。さらに毎月1万人のペースで伸びているという。登録されたレストラン店舗数は3万件で、Rettyのコンセプトである「行った、行きたい」お店のログも12万件に達した。武田氏は「徐々にユーザーの支持を得られるようになった」と、強豪ひしめく激戦区での健闘ぶりを説明する。

 武田氏によれば、Rettyの実に8割のユーザーが実名で投稿しているという。

 「RettyはFacebookログインがよく使われているんです。この実名主義が結果的に、最近話題になっている『ステマ(ステルスマーケティング)』のような情報の信頼度を下げる行為を起こりにくくしているのでは」(武田氏)

 さらに実際の情報発信者とのコミュニケーションにも力をいれているそうだ。ユーザーイベントを開催し、ブロガーや食のプロなどRettyで積極的に情報を提供してくれる人々と触れ合うことで「さらにリアリティのある情報」を提供できるようにしているという。

 2011年12月にリリースしたAndroid版Rettyも細かいアップデートを重ねているそうだ。最近では行きたいお店が地図で表示されるようになり、基本的な「行った、行きたい」というログを残すサービスから、「実際にレストランへしっかり誘導できる仕組みを整えている」(武田氏)という段階に至っているとしている。

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