調査会社IDCは米国時間2月6日、2011年の世界IT支出は、ヨーロッパの停滞している経済や深刻なハードドライブの不足にもかかわらず、何とか増加したと述べた。
2011年のIT支出はわずか5%の増加だったが、世界的な困難に直面している中では堅実な成長であることが示された。
5%という数字は、為替レートの変動を考慮に入れない方法で、通貨を一定として計算したものだ。米ドルに換算すると、2011年のIT支出はほぼ9%増加している。
スマートフォン、タブレット、ソフトウェアの需要急増により、ハードドライブの不足によるPC部門への損害を埋め合わせた。新興成長市場も支出を押し上げ、ブラジル、ロシア、インド、中国が2桁の成長を見せた。
一方、ヨーロッパのIT投資は横ばいで、PC、サーバ、ネットワーク、ストレージ装置、周辺機器の支出は減少した。ヨーロッパの回復には時間がかかる可能性があり、IDCは、2012年の成長を1%未満、2013年を3%と予想している。
IDCは、2012年の世界全体のIT支出について、ハードウェアとソフトウェアの支出が6%、ITサービスが4%増加し、全体で5%の成長になると見ている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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