Facebookページで写真を削除することはできるが、その写真が同社のサーバに残り、直リンクによってアクセスできてしまう場合がある。
2009年にこの問題を発見したArs Technicaは最近、Facebookによる解決への取り組みがあったにもかかわらず、この問題が依然として残っていることを発見した。
Facebookは米国時間2月3日、Ars Technicaからの問い合わせに対し、「写真がサイトからはすぐに削除されたとしても、(同社の古いコンテンツストレージシステムは)必ずしもそれらの画像をコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)からしかるべき期間内に削除するとは限らない」ことを認めた。
ただしFacebookは新システムがまもなく完成し、プロセスの高速化が図れると主張している。もっとも、2009年に同じ問題を問われたときも、同社は同じ回答をしている。
Facebookの広報担当者であるFrederic Wolens氏は米CNETに対し、ユーザーの写真のうちの約2%が現在、CDNのURLを正確に削除していなかった旧式のシステムに格納されていると述べた。
Wolens氏は「われわれは、これらの写真が適切に削除されるように、新しいシステムへの移行を進めているが、移行が完了するまでは、古いシステムに保存された写真が削除されても、そのCDNのURLがアクセス可能なままになる場合がある」と米CNETに説明している。
新しいシステムでは、Facebookユーザーが写真を削除すると、その写真は30日以内に完全に削除されるという。
Wolens氏は「このプロセスはほぼ完了しており、まだ古いシステムにあって移行を待っているユーザーの写真は、わずかな割合(3%未満)である。われわれは、このプロセスが3月か4月には完了すると見込んでいる」と付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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