Microsoftは、ARMベースの「Windows 8」搭載デバイスに関して一部の詳細を明らかにしようとしない。しかし新たな噂が示唆しているのは、新しい「Metro」ユーザーインターフェースとともに、別のデスクトップインターフェースがこうしたデバイス向けに用意される可能性だ。
Microsoftの関係者は、ARM版Windows 8搭載タブレットその他のデバイス向けに制限付きのデスクトップ、特定のアプリのみをサポートするデスクトップに目を向けている可能性がある。少なくともThe VergeのTom Warren氏によるとそう噂されているとのことで、同氏は米国時間2月1日、「Microsoftはそのつもりだと、まさにそう聞いている」と書いた。
Windows 8への移行については、当初、さまざまなデバイスに何が搭載されるのかをめぐって混乱が生じた。
PCおよびx86ベースの他のデバイス向けバージョンは、新しいMetroユーザーインターフェースと標準のデスクトップを採用し、ユーザーがどちらの環境でアプリケーションを利用するかを選べる。Microsoftによると、ARMチップを搭載したタブレットその他の携帯端末は、Metroインターフェースだけをサポートするという。
Windows部門プレジデントのStephen Sinofsky氏は当初、ARMはMetroアプリのみをサポートするという情報を2011年に伝え、デスクトップアプリへの懸念に言及した。デスクトップアプリはサスペンドできないので、モバイルのバッテリ持続時間に影響するという問題だ。
だが、The Vergeの情報源が正しければ、Microsoftは折衷案を目指している可能性がある。ARMベースのデバイスで動くデスクトップアプリはパーミッションを得るのに信頼できる証明書が必要だが、Microsoftは現在、「Microsoft Office」と「Internet Explorer(IE)」のみ使えるようにすることを検討していると言われている。
もちろん、今のところ、これはすべて噂にすぎない。Microsoftにコメントを求めたが、現時点で回答はなく、いずれにしてもこうした報道について確証が得られるとも思えない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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