Adobe Systemsが予定している「Creative Cloud」に対する月額50ドルというサブスクリプションプランに不満を感じてはいないだろうか? Adobeは、その不満を取り除きたいと考えているようだ。
同社は米国時間2月2日、Creative Cloudのプランによって提供されるのは、「Creative Suite」(CS)の「Master Collection」全体とタブレット向けの「Touch」プログラムだけではないことを示すために、新しい詳細情報を明らかにした。Adobeのデジタルメディアチームで製品マーケティング担当シニアディレクターを務めるScott Morris氏によると、具体的には、次の要素が提供されるという。
Creative Cloudにはその他にもいくつかの要素が含まれる。複数の端末間でファイルを同期するために使用可能な20Gバイトのオンラインストレージ、雑誌などのコンテンツをタブレット向けに再パッケージ化するためのAdobeのデジタルパブリッシングツールへのアクセス、ウェブサイト上でフォントを使用するための「TypeKit」サービスの利用、ウェブサイトをホスティングするためのAdobeの「Business Catalyst」サービスの利用などである。
「CSをサブスクリプションモデルとして再パッケージ化したものではない。顧客らがパブリッシングにおける問題を解決できるように、中核的なデスクトップアプリケーションとそれらを結びつけるサービスを提供している」とMorris氏は述べ、動画や雑誌といった従来のメディアだけでなく、ウェブや携帯端末にもリーチすることの難しさに言及した。
さらに同氏は、「統合されたソーシャル体験とともにインスピレーションとコミュニティーを提供するための、クリエイティブな表現とクリエイティブなインスピレーションのための中心となるものである」と述べた。
Creative Cloudのすべては必要としないユーザーのために、Adobeは、「Photoshop」「Premiere Pro」「Illustrator」、およびより小規模な各種スイートに対する現行のサブスクリプションプランを、より手ごろな価格にすることを計画している。Morris氏は、現行の価格体系が高いことを認めたが、「個々の製品に対する非常に魅力的な(サブスクリプション)価格」を提供すると約束した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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