UPDATE Facebookが、待ち望まれていた新規株式公開(IPO)を申請した。これで、他の大手上場技術企業の仲間入りを果たすための正式な手続きに入ったことになる。
同社は米国時間2月1日、S-1申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出し、株式を公開する意向を正式に表明した。同申請書によると、Facebookは今回のIPOによって、50億ドルを調達する計画であるという。直近に大規模なIPOを実施した技術企業はGoogleで、調達額は19億ドルだった。
提出されたS-1申請書には、Facebookの事業内容が記載されており、同社の正式な財務状況が投資家ら向けに公表されている。同社は2011年、売上高が2倍の37億ドルとなり、利益は65%増の10億ドルであった。過去2年間では、売上高は約5倍、利益は4倍以上に増加している。
それよりも重要なのは、莫大な数のユーザーが同サイトを定期的に訪問して、メッセージを交換したり、互いのコメントに対して「Like(いいね)」ボタンを押したり、写真や動画を投稿したりしているという点である。Facebookは、良くも悪くもこれらの顧客のデータを大量に保有しており、ターゲット広告に向けた大規模かつエンゲージメントのあるオーディエンスを広告主に提供している。
同社は月間アクティブユーザー数について、1年前の合計の2倍以上に相当する8億4500万人に達していると喧伝した。毎日、4億8300万人のユーザーが同サイトにログインする。
Facebookは同社のビジネス機会として、オフラインでのブランド広告、クリックベースの広告やディスプレイ広告を含むオンライン広告、モバイル広告を挙げ、オンラインの世界を飛び出して、より従来型の広告収益源を追求する意向を述べた。
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