日本の大学や大学院、高等専門学校の学生を対象としたアプリ開発コンテスト「Tech Tokyo」。その決勝戦が1月15日に開催された。
Tech Tokyoは、世界へ発信できるウェブサービスの創出や、若者にビジネスへの関心を抱かせることを目的とした学生向けの開発者コンテスト。アプリケーションを企画、設計するだけでなく、実装までを目標としている。2011年には「Tech On」の名称で実施しており、現在「my365」を運営するシロクのメンバーが別のプロダクトで優勝を飾った。
Tech Tokyoのサービス開発期間は11月12日から決勝戦の1月15日までの約2カ月。運営メンバーの浜田広大氏は、開催あいさつの中で「運営メンバーの中でも、2カ月という期間は短いのではないかという話もあった」と決勝戦の冒頭でコメント。その限られた期間の中でサービスを作ることで、参加者の実力を確認してもらいたいという意図があったと説明する。
今回のコンテストでは、団体戦では「位置情報とウェブアプリケーション」を、個人戦では「学生生活とAndroid」をそれぞれテーマに設定。12月に開催されたプラン発表会で発表した団体戦16チーム、個人戦16人の中から、団体戦5チーム、個人戦3人がプレゼンテーションを行った。それぞれ発表したプラン名は以下の通り。
この中から個人戦では石丸氏のチコクイイワケロボが、団体戦ではARDのflower-mapがそれぞれ優勝に選ばれた。
またプレゼンテーションのあとには審査員を務めた勝屋久事務所代表/プロフェッショナルコネクターの勝屋久氏、はてな代表取締役社長近藤淳也氏、ドリコム代表取締役の内藤裕紀氏、jig.jp代表取締役社長の福野泰介氏の4人によるパネルディスカッションが行われ、起業を志す上で持つべき覚悟や、それぞれの起業に関する経験などが語られた。
Tech Tokyoは今回の大会をもって終了となる。今後は運営メンバーを中心として、学生向けメディアを展開していく予定。
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