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学生向けアプリ開発コンテスト「Tech Tokyo」決勝戦を開催

岩本有平 (編集部)2012年01月16日 19時11分
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 日本の大学や大学院、高等専門学校の学生を対象としたアプリ開発コンテスト「Tech Tokyo」。その決勝戦が1月15日に開催された。

 Tech Tokyoは、世界へ発信できるウェブサービスの創出や、若者にビジネスへの関心を抱かせることを目的とした学生向けの開発者コンテスト。アプリケーションを企画、設計するだけでなく、実装までを目標としている。2011年には「Tech On」の名称で実施しており、現在「my365」を運営するシロクのメンバーが別のプロダクトで優勝を飾った。

 Tech Tokyoのサービス開発期間は11月12日から決勝戦の1月15日までの約2カ月。運営メンバーの浜田広大氏は、開催あいさつの中で「運営メンバーの中でも、2カ月という期間は短いのではないかという話もあった」と決勝戦の冒頭でコメント。その限られた期間の中でサービスを作ることで、参加者の実力を確認してもらいたいという意図があったと説明する。

 今回のコンテストでは、団体戦では「位置情報とウェブアプリケーション」を、個人戦では「学生生活とAndroid」をそれぞれテーマに設定。12月に開催されたプラン発表会で発表した団体戦16チーム、個人戦16人の中から、団体戦5チーム、個人戦3人がプレゼンテーションを行った。それぞれ発表したプラン名は以下の通り。

個人戦

  • 吉田万輝氏(同志社大学)「CAP_NOTE」
    講義ノートをアップロードすると、事前に設定していた時間割をもとにデータをソートして閲覧できるAndroidアプリ。
  • ジョン・ベグ氏(明治大学)「このアプリで今までの学祭を変える!」
    学祭のイベントスケジュールや模擬店紹介、クーポンなどを提供するアプリケーション。明治大学の学祭「生明祭」では公式アプリとして提供された。今後は他校の学祭などでも利用できるようにしていくという。
  • 石丸翔也氏(大阪府立大学)「チコクイイワケロボ
    遅刻した際の言い訳を投稿したり、投稿された言い訳を検索できるサービス。投稿した言い訳に対して「使える」「笑える」といった評価を行うことが可能。

団体戦

  • TeamE「リア充爆発ゲーム
    位置情報をもとに、周囲の“リア充”なTwitter投稿を抽出して地図上にマッピング。一定以上の投稿がたまると、地図上に火炎瓶やミサイルなどを使った攻撃ができるというAndroidアプリ。
  • ムロナマ「Tokyo防衛軍
    位置情報を使ったタワーディフェンスゲーム。現在地周辺の地図をもとにタワーディフェンスのマップを作成し、ゲームを楽しめる。無事ゲームをクリアすることで、位置連動型のクーポンがもらえる。
  • TeamL「OnTime
    今いる場所と次の予定がある場所をもとに自動的に経路情報を取得し、「何時に今の場所を出発しないといけないか」を通知してくれるアプリ。次の予定の時間に予定のある場所にいない場合、Facebookに「予定に遅刻したので食事をごちそうする」といった旨のペナルティの投稿がなされる。
  • ARD「flower-map(スマートフォンからのみアクセス可能
    位置情報をもとにチェックインすると、マップ上に花を咲かせることができるアプリ。マップ上に咲いた花の数にあわせて、スポンサー企業などから花の種を寄付してもらうことで、現実世界でも花を咲かせることを狙う。
  • MNIY「event+」
    Facebookで公開されているイベント情報の管理ツール。ユーザーの位置や友人関係をもとに、イベント情報を表示。イベント開催中は、1対1でFacebookのIDを交換することも可能。Bluetoothを使って端末間で通信するため、電波が入らない環境でもIDを交換できるという。

「チコクイイワケロボ」を開発した石丸翔也氏

 この中から個人戦では石丸氏のチコクイイワケロボが、団体戦ではARDのflower-mapがそれぞれ優勝に選ばれた。


「flower-map」を開発したチームARDと審査員を務めたjig.jp代表取締役社長の福野泰介氏

 またプレゼンテーションのあとには審査員を務めた勝屋久事務所代表/プロフェッショナルコネクターの勝屋久氏、はてな代表取締役社長近藤淳也氏、ドリコム代表取締役の内藤裕紀氏、jig.jp代表取締役社長の福野泰介氏の4人によるパネルディスカッションが行われ、起業を志す上で持つべき覚悟や、それぞれの起業に関する経験などが語られた。

 Tech Tokyoは今回の大会をもって終了となる。今後は運営メンバーを中心として、学生向けメディアを展開していく予定。

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