オンザボードとケイツウ、学生団体ジェネクトは1月12日、Facebookを利用した大学生の就職活動支援サービス「ヒルカツ」の提供を開始すると発表した。
ヒルカツは、Facebookのアカウントを利用して就職活動中の学生と社会人が昼食できるようマッチングするサービスだ。まず、学生の場合は大学名や興味のある業種などを、社会人の場合は企業名などをそれぞれ設定し、ユーザー登録する。学生は、仲の良い友人とペアを組まなければならないが、ペアは複数組める。
その後、学生が興味を持つ業種と社会人の企業名、学生の学校名と社会人の卒業した学校名などの情報をもとにサービス側でマッチングを行い、学生と社会人の双方のユーザーに提案する。ユーザーがランチをしたいと思えばそれを申請し、具体的な予定を詰めていく。
1月12日から1月31日までは先行会員登録期間としており、実際のマッチングサービスは2月1日から開始される。先行登録期間には学生向けのキャンペーンを実施し、もっとも友達の登録が多い学生30名に、2月中にマッチングした昼食の費用を負担するという。
「会社の良い点だけを語るという説明会でなく、良い点も悪い点もカジュアルに話せる場を作ることが目的。OB・OG訪問だけでなく、内定が出てから内定先や同業界の人の声を聞く場にも使って欲しい」(オンザボード最高技術責任者の山下博巨氏)。まずは学生、社会人ともにユーザーを拡大させ、将来的にはセミナーやイベント、学生向けのマーケティングなどでの収益化を狙う。
オンザボードでは、受託開発を行う一方で、今回のヒルカツのほか、被災地支援サービス「Toksy」などのウェブサービスを提供している。Toksyについては、山下氏がほとんど1人で開発した。「生まれが大阪で阪神大震災を経験したが、当時中学生で支援など何もできなかった。Toksyは東日本大震災が起きて、エンジニアとしてできることを考えた」(山下氏)。
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