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ソニー、CESで裸眼3D液晶ディスプレイを展示

Christopher MacManus (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年01月12日 11時56分
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 ラスベガス発--3D映像に興味はあるが専用のメガネをかけるのはいやだという人もいるのではないだろうか?そんな中、ソニーが2011年に続き、メガネ不要の3Dテレビの試作機を「2012 International CES」で展示している。

 今回展示されているのは2種類で、1080pの24インチ液晶ディスプレイと、最大で4kの解像度を持つ46インチ液晶ディスプレイだ。展示に添えられた説明文は、メガネ不要の3D環境における画質について「HD映像とほぼ同等」だとしている点で、少なくとも正直だとは言えるだろう。完全なHD映像とならないのは3D効果を生む視差のせいで、左右の目に別々の画像が入るようにしているため、解像度は実質半分になってしまうのだ。


46インチ液晶ディスプレイ。
提供:Christopher MacManus/CNET

 24インチの裸眼3Dテレビの方にはいささかがっかりしたというのが、筆者の印象だ。立体視に最適な場所(画面に正対した真ん中)に立っていても、その3D効果はこうした映像視聴の真価である立体感に欠けるものだった。小型画面の3Dテレビで見事な映像を見せてくれる機種はめったにない。というのもこうした機器は、真の没入体験に必要な画面の大きさに欠けているからだ。近くに展示されていた一体型PC「VAIO L」の試作機はレンズ状のディスプレイを搭載しているが、同程度の画面サイズで立体感を作り出すという点では、こちらの方がはるかに納得のいく出来だった。

 46インチの3Dディスプレイは26インチよりも良い。これは主に画面サイズが26インチモデルと比べてほぼ倍増したことによるものだろう。特に素早い動きが続く場面では、映像の立体感が増していた。アニメ映画「The Pirates! Band of Misfits」の予告編は、2D版と比較しても3D版の方が楽しめた。

 何より重要な点として、ソニーの裸眼3Dテレビは両モデルとも、それだけで価値がある決定的な強みを1つ持っている。それは右目用と左目用の画像が混ざるクロストークがほぼゼロであることだ。しかし、3Dについてはいまだにギミックという印象がぬぐえない。画面中央から45度の視聴範囲を外れると、3D効果は顕著にならないのだ。

 加えて、価格に関する懸念もある。ソニーのこうしたモデルは、仮に商品化されるとしても、とてつもない高価格になるだろう。さらに3D映像の品質に関して何らかの問題があれば、大半の購入検討者にとっては買い控えの要因となるはずで、こうした人たちは当然ながら、3D技術の成熟を待つものと思われる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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