安定感と詳細カスタマイズが特長のタスク管理アプリ「Toodledo」

 「Toodledo(トゥードゥルドゥー)」は、詳細なカスタマイズが可能なタスク管理アプリだ。海外で高い知名度を誇る同名のウェブサービスの純正アプリという位置づけで、クラウドと連携することで日々のタスクを登録、管理することができる。

  • ホーム画面。さまざまな条件でタスクを呼び出せる。ちなみにウェブサービス版のToodledoと違い、メニューはすべて日本語表示

 現在App Storeから購入できるタスク管理アプリの中には、ウェブサービスのToodledoとの同期機能を備えているものが非常に多い。この傾向はiOSアプリだけではなくAndroidアプリでも同様だ。なぜToodledoをサポートするタスク管理アプリがこれほどまでに多いのか。その理由は、Toodledoが備えるフィールドの多さとカスタマイズの柔軟性にある。

 Toodledoでは、各タスクに対して、期日やフォルダ、優先度といった基本的なフィールドはもちろん、締切時刻、繰り返しの有無、アラーム、タグ、コンテクスト、所要時間、開始日といった詳細なフィールドを設定できる。もうこれ以上はないのではないかと思わせるほどの充実ぶりで、これらの中から使用したいフィールドを自由に取捨選択できる。つまりこのToodledoをベースにしておけば、フィールドが足りないが故にアプリの機能を拡張できないリスクを最大限に回避できるわけで、Toodledoが支持される大きな要因になっている。

  • これは「期日」順に表示したところ。今日やらなくてはいけないタスク、今後7日間にやらなくてはいけないタスクなど、条件ごとにタスクを呼び出せる

 さて、今回紹介するのは、このToodledoの純正iPhoneアプリだ。前述のようにToodledoにはさまざまなサードパーティ製のアプリが存在しているため、あえてこのアプリを使う必然性は弱いのだが、Toodledoが持つ本来の機能を過不足なく利用できる安心感はやはり純正ならではだと感じる。サードパーティ製アプリを同期すると独自仕様のタグが追加されてしまうことがあるが、純正の本アプリはそうしたこともない。ウェブサービス版と違い、メニューが日本語化されているのも高ポイントだ。

 自分が使いたいフィールドの取捨選択ができるほか、タスクを条件ごとに呼び出したり、詳細な並び替えができる柔軟さはウェブサービス版と同様。またiPhoneの特性を生かした機能として、各タスクに「場所」が設定できることが挙げられる。設定した場所に近づくとアラートを表示できるので、例えば本を購入するタスクのフィールドに本屋の場所を設定しておけば、本屋の近くに来た時にアラートを表示して購入を促してくれるというわけだ。

 同期のタイミングも含め、安定感が非常に高いと感じられる本アプリだが、敢えてネックを挙げるならば、色分けの機能がなく、画面のデザインが地味ということだろうか。手堅いといえばそれまでだが、実用性重視の方向に振りすぎていて、タスクを処理するモチベーションの向上が期待しにくいのも事実。サードパーティ製アプリと比較する際は、こうした見た目の部分も判断基準の一つとなりそうだ。

  • タスクの一覧。左端のチェックボックスにチェックを入れると完了扱いになる。デザインに派手さはないが堅実で使いやすい

  • タスクの新規入力画面。期日や優先度、締切時刻、繰り返しの有無、場所などを登録できる

  • 表示に使用するフィールドのオンオフおよび並び替えが可能なので、自分なりの使い方に合わせることが可能

  • 設定項目もかなり細かい。これは表示周りのカスタマイズ画面

  • 同期のタイミングも細かく設定できる。ちなみにウェブサービスと連携せずに単体で使うことも可能

  • スタートページはホーム画面以外を指定することも可能

  • 各タスクに「場所」を設定しておけば、その場所に近づいた際にアラートを表示することができる

  • スケジュール上優先すべきタスクをホットリストに表示することができる

>>Toodledoのダウンロードはこちらから

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