「ハンディカム」にプロジェクタ搭載機を拡充--3Dモデル含む7機種

 ソニーは1月11日、ビデオカメラ「ハンディカム」シリーズに独自の「空間光学手ブレ補正」を搭載した新モデルを含む7機種を追加した。うち3モデルは投影距離0.5m以上で、10~100型まで対応するプロジェクタ内蔵機になる。1月20日から順次発売する。

 発表されたのは3Dモデルの「HDR-TD20V」(TD20V)、広角26mmからの撮影を実現する「HDR-CX720V」(CX720V)、マニュアル撮影機能を備えた「HDR-CX590V」(CX590V)、55倍ズームを搭載した「HDR-CX270V」(CX270V)、プロジェクタ内蔵モデルの「HDR-PJ760V/PJ590V/PJ210」(PJ760V/PJ590V/PJ210)。いずれも撮像素子には裏面照射型の「Exmor R CMOS」を採用。内蔵メモリとメモリースティックPRO Duo/PRO-HG Duo、SD/SDHC/SDXCカードへの記録に対応する。

  • 「HDR-TD20V」

 3DモデルのTD20Vは、1/3.91型のExmor R CMOSセンサを2つ搭載し、398万画素の3D動画撮影に対応する。本体重量は約460gと従来機種「HDR-TD10」に比べ約34%の小型化を実現。30cmまで近づいての3D撮影や、アクティブモード時にはフルハイビジョン画質で12倍の高倍率撮影ができる「エクステンデッドズーム」機能を備える。

  • 「HDR-CX720V」

 内蔵メモリは64Gバイト。裸眼で3D映像が確認できる3.5型のタッチパネル液晶を装備し、HDMIケーブルが1本同梱される。店頭想定価格は15万円前後になる。

  • 「HDR-PJ760V」

 CX720Vは、有効614万画素の2D動画撮影ができるハイエンドモデル。カールツァイス製のレンズを備え広角26mmから光学10倍、エクステンデッドズームで17倍の撮影に対応する。3.0型のタッチパネル式液晶モニタを装備する。

  • 「HDR-CX590V」

 手ブレ補正は、従来機に比べワイドでもズームでも約13倍ブレない、新開発の空間光学手ブレ補正を採用。レンズとセンサが一体となって動くため、ズーム中でも手ブレが抑えられ、明るい映像を実現したとしている。内蔵メモリは64Gバイト。店頭想定価格は12万円前後になる。

 内蔵メモリ容量を96Gバイトにし、プロジェクタを搭載したPJ760Vも発売される。プロジェクタの明るさは最大20ルーメン。同梱バッテリで最大約100分の連続投影が可能だ。店頭想定価格は14万円前後になる。

  • 「HDR-PJ590V」

 CX590Vは、有効502万画素の動画撮影ができるモデルだ。64Gバイトの内蔵メモリを備え、26.8mmの広角Gレンズを搭載する。光学12倍、エクステンデッドズームは20倍の高倍率撮影を実現した。ボディカラーはシャンパンシルバーとボルドーブラウンの2色を用意。店頭想定価格は9万5000円前後になる。

  • 「HDR-CX270V」

 PJ590Vは、最大13ルーメンの明るさを持つプロジェクタを内蔵。本体は横幅58.5mm、重量約345gへ小型化し、持ちやすさ、使いやすさを向上したとしている。連続投影は最大約85分。店頭想定価格は10万円前後。

  • 「HDR-PJ210」

 CX270Vは、光学30倍、エクステンデッドズームで55倍というズーム撮影に対応した高倍率モデルだ。本体は高さ55mm×幅52.5mm×奥行き112.5mmで、重量約205gの小型軽量を実現。32Gバイトの内蔵メモリを備える。ボディカラーはクリスタルブラック、プレミアムホワイト、サクラピンク、ボルドーブラウンの4色を用意。店頭想定価格は6万5000円前後になる。

 プロジェクタ内蔵モデルにもエントリー機PJ210を追加する。8Gバイトの内蔵メモリを備え、光学ズームは25倍、エクステンデッドズームは30倍を実現。131万画素の動画撮影に対応する。プロジェクタの明るさは最大10ルーメン。同梱のバッテリで最大約70分の連続投影が可能だ。店頭想定価格は5万5000円前後。

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