ソニーは1月13日、ビデオカメラ「ハンディカム」「ブロギー」、デジタルカメラ「サイバーショット」に新製品を発表した。ハンディカムにフルハイビジョン3Dモデルを投入したほか、各シリーズに3D撮影機を追加している。
ソニーマーケティングのコンスーマーAVマーケティング部門デジタルイメージングマーケティング部統括部長の下野裕氏は「ソニーのデジタルイメージング商品は、2010年6月の小型一眼カメラ『NEX-5/3』発売以来シェアを拡大し、ビジネスを大きく伸ばしてきた。2011年はさらなるチャレンジとして、1.カメラとしての本質価値の追求、2.フルHD動画対応の強化、3.3D撮影対応の強化、4.撮影後の楽しみを充実――の4つを掲げ取り組んでいく」と今後の方針を示した。
こうした取り組みに合わせ、新世代裏面照射型CMOSセンサの投入や3D撮影機種の拡充を発表。さらに撮影後の楽しみを充実させるための施策として、2月に写真・動画投稿サイト「α cafe web」の開設や、PS3向けAVCHD動画管理、鑑賞アプリケーション「Filmy(フィルミー)」をPlayStation Storeにて配信することを明らかにした。Filmyは2月中旬から配信予定で、無料体験版と500円の有料版を用意するとしている。
ハンディカムシリーズでは、フルHD 3Dハンディカム「HDR-TD10」を含む6機種を追加した。16対9型で総画素数665万画素の裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R」を搭載した「HDR-CX700V」、本体にプロジェクタを内蔵した「HDR-PJ40V」などをそろえる。
モバイルHDスナップカメラ、ブロギーは、タッチパネルを採用した「Bloggie Touch MHS-TS20K」と、2眼レンズを搭載した3Dモデル「Bloggie 3D MHS-FS3」の2機種を用意。両機種ともに内蔵USB端子を備え、パソコンへの簡単接続を実現する。
デジタルカメラのサイバーショットは、新開発1620万画素の裏面照射型CMOSセンサを搭載したWX、HX、TXと3シリーズ5機種を発表した。最大245度のパノラマ画像を撮影できる「スングパノラマ」機能に、高精細なHRモードを追加したほか、シャッターボタンを1回押すだけで3D写真が撮影できる「3D静止画」機能を搭載する。また、あわせて新開発1610万画素CCDセンサを搭載したモデル4機種もラインアップしている。
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