シャープが2012 International CESに先立つ記者会見で最新の大画面テレビと関連技術を発表した。
シャープは米国時間1月9日午前の記者会見で、画面サイズ60インチ以上の新型テレビ17種を2012年中に発売する計画を明らかにした。中でも目玉は80インチの新型3Dテレビで、4月に発売予定だ。このテレビには新技術「3D X-Gen」を採用するという。
他の新型テレビは、すべて1月中に出荷開始となる見込みだ。
シャープは記者会見の中で、新型スクリーン「AQUOS Board」などの多様な技術を発表した。AQUOS Boardは各種コラボレーションツールを提供するもので、いわば次世代のデジタルホワイトボードだと同社は説明している。
そのほか、いわゆる「8K」解像度のHDTVの試作品も披露された。同社が「スーパーハイビジョン」と呼ぶもので、その水平解像度は7680ピクセルだ。
もう1つの大きな発表は、同社の「ELITE」テレビから移植された70インチ、フルアレイ配置の新しい局所輝度制御技術だ。このバックライト技術は同社「945」シリーズに搭載予定で、70インチと60インチの2サイズで展開するという。
さらにシャープは、「AQUOS クアトロン 3D」シリーズの60インチ型と70インチ型に、4種類の新しいモデルを追加した。「847」および「745」シリーズと呼ばれるこれらのモデルは、3D対応とアルミニウムの超薄型設計を特長とする。また、画面は3D X-Genパネルを採用したエッジライトLEDで、画面を囲むベゼルは、こちらもアルミニウムにつや消し加工を施した「超薄型の狭額縁」タイプだ。
これらのモデルはWi-Fi機能を搭載する。また、「AQUOS」テレビの全機種に搭載予定の同社システム「SmartCentral」を通じて、「Netflix」「Hulu Plus」「Facebook」などのサービスにアクセスできる。1台につき最大で4人のユーザーのプロフィールが登録可能だ。そのほか、シャープの新型テレビ全機種に搭載予定の「Beamzit」という機能では、「iOS」や「Android」搭載端末からテレビに写真を送信できるという。
最後に発表されたのが、「フリースタイル AQUOS」シリーズの新型モデルだ。「truly a moving experience」(まさに感動の体験:movingには「移動」の意味もかかっている)という触れ込みの新型モデルは、20インチ、32インチ、40インチ、および60インチを揃え、置き場所を簡単に変えられる。20インチモデルはバッテリを内蔵し、さらにハンドルが付いて持ち運びも便利だ。
特集 : 年頭恒例!世界最大の家電ショー 2012 International CES
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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