Googleは米国時間12月14日、「Google Cloud Print」と呼ばれる同社のリモート印刷機能を「Google Chrome 16」で利用すると、機能性が大幅に向上することを明らかにした。Cloud Printは同ブラウザに直接統合され、数々の便利な変更点が追加されている。
今回のアップデートにより、Cloud Printはより強力なツールに進化する。Googleによると、4月に登場したCloud Printには現在、600万台以上のプリンタが接続されており、同サービスをサポートする「Android」および「iOS」のアプリも多数公開されているという。Chromeとの統合に加えて、最新のCloud Printアップデートでは「Chromebook」ユーザーに完全な従来型の「Print Preview」オプションが提供される。そして、領収書や確認ページのようなウェブページを「Google Docs」に保存する機能も追加された。
さらに、プリンタアクセスの共有および制御機能が追加されたほか、インターフェースもタブレットで使いやすいように修正されている。Printボタンは、サイトデザイナーが自らのウェブサイトに単独で追加できるエレメントに進化した。
Ctrl+P(「Mac」ではCommand+P)を押すと、デフォルトでCloud Printのインターフェースが表示されるようになった。これまでのようにローカルプリンタを選択することも可能だ。Cloud Printオプションは左側のドロップダウンメニューから選択できる。その下には、OSの印刷マネージャから印刷ジョブを実行できるオプションも用意されている。
Googleの広報担当者によると、以前のChromeはウェブアプリやChrome拡張に依存する限定的なCloud Print統合を実装していたが、同ブラウザの印刷フローを直接使用していたわけではなかったという。このことは、Chromeブラウザと「Chrome OS」が同一のCloud Printワークフローを共有していることを意味する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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