Microsoftはようやく、トロイの木馬「Duqu」に悪用されている脆弱性に対するパッチを公開した。
2011年12月のセキュリティ情報の概略によると、Microsoftは米国時間12月13日、月例パッチの一貫として13件のセキュリティ情報を公開し、深刻度が「重要」の脆弱性10件と「緊急」の脆弱性3件を修正した。
「MS11-087」が解決する深刻度が「緊急」の脆弱性は、WindowsカーネルによるTrueTypeフォントの処理方法に関するもので、これにより攻撃者からマシンを制御される可能性がある。実際、この脆弱性が悪用されてシステムがマルウェアのDuquに感染した事例が報告されているという。セキュリティ会社のQualysはブログ投稿の中で、「パッチが公開されたので、じきにエクスプロイトコードが作成されて出回ると予想される」と述べた。
深刻度が「緊急」とされた第2のパッチ「MS11-090」は、ActiveXの「Kill Bit」の累積的なセキュリティ更新プログラムで、同様に「緊急」の第3のパッチ「MS11-092」は「Windows Media Player」の脆弱性を解決する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」