Microsoftは、「Windows 8」のアプリケーションストアで、Open Source Initiative(OSI)認定ライセンスの下で使用許諾されたアプリケーションの配布を許可するつもりらしい。
この話の出所は、The Hが現地時間12月7日に掲載した記事だ(筆者はPCWorldでこの記事のことを知った)。The Hでは、「Windows Store」のアプリケーション開発者規約のプレリリース版を細かく調べ、オープンソースのアプリケーションが規約の適用を除外されるケースに関する記述を見つけ出したという。
The Hは次のように説明している。
「OSI認定オープンソースライセンスの下で公開されているアプリケーションは、少なくともプレリリース段階のWindows Storeでは、オープンソースライセンスで義務づけられている条件がMicrosoftの標準的なアプリケーション使用許諾に反していても、その条件に従って配布できる。標準的なアプリケーション使用許諾ではアプリケーションの共有が禁止されているにもかかわらずだ」
この抜け道を利用すれば、さらに厳しい制約があるAppleの「iOS」向け「App Store」の規約に縛られた一部の開発者が直面しているような問題を回避できるかもしれない。
Microsoftの担当者は、公開予定のWindows Storeについて米国時間12月6日にその詳細を発表している。それによれば、Windows Storeでは、「Metro」スタイルのアプリケーションはストア内で使用の許諾、宣伝、およびダウンロードによる提供が可能だが、そうでないアプリケーションは宣伝のみが認められ、購入やダウンロードができる開発者サイトへのリンクを記載することになるという。
「Metroスタイル」のアプリケーションについて再確認が必要ならば、9月13日から16日にかけて開催されたBUILDカンファレンスの取材記事を参照してほしい。また、Microsoft Most Valuable ProfessionalのRockford Lhotka氏は、x86/x64ベースのWindows 8でMetroスタイルのアプリケーションとデスクトップアプリケーションがどのように異なるのかを、最新のアーキテクチャ図を掲載しながら詳しく説明している。
筆者は、数人の開発者から、Windows 8向けアプリケーションの作成に「PHP」「Ruby」「Python」「Eclipse」といったオープンソースの言語や開発環境の使用が認められるかどうか尋ねられたことがある。(Microsoftなどから提供された)Windows 8のアーキテクチャ図を見る限り、その答えはノーだ。HTML5、JavaScript、およびCSSならばすべてサポートされている(しかもWindows 8で第1級の市民以上の扱いを受けている)のだが。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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