自らの評判を落としたくないのであれば、どのような行動にも注意が必要となる。さもなければ、そのツケをずっと払い続ける羽目になりかねない。
人の評判には、職場を変わってもつきまとってくるものがある。そういった評判には良いものもあれば、悪いものもある。本記事では、あなたの評判が良いものであり、あなたはその良い評判に傷を付けたくないと考えているという前提を置いている。詰まるところ、良い評判よりも悪い評判の方が大きな影響を及ぼすのである。例えばあなたが転職活動を行っているのであれば、悪い評判のせいで新たな仕事を見つけることが困難になる場合もあるはずだ。誰もがどこかでつながっている今の世の中にあっては、ちょっとした失敗ひとつで、良い評判が台無しになってしまいかねない。しかし幸いなことに、たいていの場合は自らの行く末を自身の手でコントロールすることができる。以下では、良い評判に傷を付けないようにするための、絶対に避けるべき行動を挙げている。
好むと好まざるにかかわらず、職場においては常に何らかの対立があるはずだ。こういった対立では、相手と争うことが重要である場合もあれば、そうでない場合もある。職場における争いごとはできる限り避けようとする人がいる一方で、どのような些細なものであっても正面から戦おうとする人もいる。こういった極端な姿勢はいずれも、あなたのキャリアにとってマイナスとなる。状況に応じて、争うべきであるか、あるいは争わないでおくべきかを見極めることが重要なのである。その判断を誤った場合、あなたの評判に傷が付いたとしても不思議はない。必要以上に争いごとを避ければ軟弱者と見なされる一方、積極的に争う姿勢が強すぎればトラブルメーカーだと思われてしまいかねないのである。
当たり前のことだと思われるかもしれないが、あえてここで述べておきたい。ソーシャルメディアに投稿した内容は、いつまでもあなたについて回る。よく考えずに投稿してしまうと、後になってその内容があなたに災厄をもたらすおそれもあり、実際にそうなる可能性も低くはない。Facebook上で上司への不満を書き連ねた場合、その内容を目にした人々は、あなたが仕事における適切な判断を下せない人間だと見なすこともあるのだ。
残念なことに、ソーシャルネットワーキングそのものが、過剰なまでの情報共有を誘発している。特に顕著なのがFacebookであり、Twitterもある意味において僅差で2番手につけている。筆者もTwitterを愛用しているのだが、目にするつぶやきのなかには身の縮むような思いをするものもある。正直に言えば、つぶやいた内容のせいで解雇される人はもっと多くいてもよいはずだ。筆者自身は、政治や宗教についてTwitterでつぶやくことは(できる限り)避けるようにしている。
あなたが何らかの犯罪に手を染めてしまった場合、それが重大なものであれば、あなたの評判は地に落ちるはずだ。そうでなくても、信用を取り戻すためにかなり苦労することになるはずだ。また犯罪によっては、周りからの信頼を失ったうえ、自らのキャリアを台無しにしてしまうおそれもある。
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