失敗ひとつで、良い評判が台無しに--キャリアを守るために避けるべき10の行動 - (page 2)

Scott Lowe (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2011年12月13日 07時45分

#4:言行が一致していない

 最近、ミズーリ大学のアメリカンフットボールチームでヘッドコーチを務めるGary Pinkel氏が飲酒運転の容疑で逮捕されるという事件があった。同氏は法廷でその罪状を認めたのだが、この件で大学から1週間の停職処分を科されるとともに、30万ドル以上という額のボーナスを失うことになりそうだ。Pinkel氏は長年に渡り、飲酒運転の危険性について選手たちに説いてきていた。つまり同氏の場合、「有言不実行」を実践してしまったわけだ。この事件の後、同氏が信用を取り戻すまでには長い時間が必要となるだろう。なお、同氏の名誉のために述べておくと、彼は言い訳を一切口にしなかった。自らの罪を認め、容疑を肯定したのだった。

#5:嘘をつく

 嘘をつくと、後でしっぺ返しをくらうことになる。嘘が小さなものであるか、大きな嘘、例えば失敗をごまかすためにつくようなものであるかは関係ない。嘘がばれた際には、そのことを認め、前向きに対応していくのがよいだろう。ただ、あなたが嘘をついたという事実は人々の記憶に長く留まるため、少なくとも現在の職場では完全に評判を取り戻すことはできないだろう。

#6:人の話に耳を傾けず、とにかく自分が話そうとする

 知ったかぶりをする人物は皆から嫌われる。このため、あなたがどのような立場にあるかにかかわらず、周りの人間の言うことに耳を傾けるというのは、磨くべき重要なスキルなのである。あなたが耳を傾ければ(そう見えればよいというわけではなく、「本当に」耳を傾ける必要がある)、周囲はそのことに気付くはずだ。そしてあなたに対する信頼が高まるとともに、あなたの評判も上がっていくことになる。一方、口数が多すぎる場合、特にあなたの言っていることが相手の役に立たない場合には、相手はあなたの話に耳をふさぐようになってしまうだろう。

 筆者は、まさにこういった光景を目の当たりにしたことがある。ある男性が精根尽き果てるまで話すところに居合わせたのである。彼は事実を把握できていたものの、具体的な状況に当てはめて説明できていなかった。また、彼が他の人の話にほとんど耳を傾けていないということは、その話しぶりからも明らかであった。その結果どうなったかというと、彼は他者の視点に立つことができない知ったかぶりというレッテルを貼られてしまったのだった。

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