Googleは、スマートフォンやタブレット向けに最適化された独自のデジタルニューススタンドアプリケーションによって、Flipboardに対抗するつもりだ。
Googleは米国時間12月8日付けのブログで「Google Currents」を発表した。ニュースコンテンツ、動画および写真フィード、RSS登録、Google+ストリームを一カ所にまとめるための場所として機能するという。
米国ユーザーは、「Android Marketplace」およびAppleの「App Store」からCurrentsアプリケーションをダウンロードし、購読する出版物や、フォローするストリームやフィードを選択できる。同アプリケーションには、興味ある項目のうち他に人気が高いものを調べることのできるトレンド表示タブも存在する。
Googleは、AllThingsD、Forbes、Huffington Postを含む、150の出版パートナーと提携したと述べた。すべてのパートナー企業が記事全文をそのまま提供する。
Googleは、パブリッシャーが自分のコンテンツの外観と使用性(ルックアンドフィール)をカスタマイズできる、セルフサービスのプラットフォームをローンチしたと付け加えた。これによって、小規模な組織であっても、Currents向けに独自のデジタル出版物を作成することができる。
Currentsは、ニュース閲読アプリケーションの先駆的かつ主導的地位にあるFlipboardに対抗するものである。Flipboardは2010年、Appleの「iPad」アプリオブザイヤーに選ばれている。カリフォルニア州パロアルトを拠点とする同社は、Kleiner Perkins Caufield & Byers、Index Ventures、Insight Venture Partnersといった著名なベンチャーキャピタル企業から6000万ドル以上の資金を調達している。
Appleには、デジタル雑誌を提供する「Newsstand」という独自のアプリケーションが存在する。しかし、同アプリケーションは購読可能な出版物の数が限られており、ほとんどが有料コンテンツである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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