オンライン小売業者にとって2011年ホリデーショッピングシーズンは良いものとなるのは間違いなさそうだ。
米国消費者による2011年のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)のオンライン支出は8.16億ドルとなり、前年同日に比べて26%増となった。comScoreが米国時間11月27日に公開した調査結果で明らかになった。この結果は、2011年のブラックフライデーのオンライン売り上げが前年同日比で24.3%増加するという、IBM Coremetricsが27日に公開した数値と同様のものとなった。
25日にオンライン小売りサイトを訪問した人の数は約5000万人で、前年比35%増となったとcomScoreは述べている。eBayのようなオークションサイトを除いて、最も訪問者が多かったのはAmazonで、Wal-MartとBest Buyがそれに続いている。各サイトとも訪問者数の割合が前年に比べて2桁台で伸びている。
comScoreの会長であるGian Fulgoni氏は、「大手オンライン小売り各社のブラックフライデーの業績は、2010年に比べて非常に良いものとなった」と調査結果を発表する声明で述べた。「Amazon.comは、再び首位となり、他のサイトに比べ訪問者を50%多く獲得し、前年比で最も高い成長率となった。しかし、このことはマルチチャネルに対応する大手の小売業者も訪問者数が大きく伸びたことを示しており、小売業界全体におけるオンラインチャネルの重要性が証明されたことになる」(Fulgoni氏)
感謝祭当日のオンラインショッピングも伸び、4.79億ドルの支出となった。これは、2010年の感謝祭に比べ18%の伸びとなっている。
Fulgoni氏は、「一部アナリストの予想では、多くの実店舗が感謝祭当日に開店時間を早めるため、オンライン小売りの売り上げが奪われると予想していた。それにもかかわらず、8億ドル以上の支出によりeコマースにとって大きな日となった」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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